音も曲も何もかもバランスが良すぎた
任天堂の宮本茂さんが製作に加わり、アメリカのアニメーション製作会社イルミネーションが製作したマリオの映画。観ないわけにはいかない。
日米合作の映画ですが製作会社がアメリカの会社なので、タイトルではざっくり【洋画】と分類しています。
ネタバレは極力避けていますが挿入歌についても触れているため、念の為ご注意ください。
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』概要
公開年:(米)2022年12月24日、(日)2023年4月28日
上映時間:93分
監督:アーロン・ホーバス、マイケル・イェレニック
あらすじ
ニューヨークで配管工を営む双子の
兄弟マリオとルイージ。
謎の土管で迷いこんだのは、魔法に満ちた新世界。
はなればなれになってしまった兄弟が、
絆の力で世界の危機に立ち向かう。
感想
まず、公開から1ヶ月ほど経った平日の午前中に行きましたが、田舎の映画館でも人が結構入っていました。
お子様連れも何組かいましたが、やはり平日ということもあって大人が多かったです。
ところどころ笑い声も聞こえて、それぞれのポイントで笑っていたのであたたかな空間になっていました。
木暮は後述のa-haの『Take On Me』のイントロ部分で思わず笑ってしまいました。
また今回は吹替版での鑑賞でした。いつも行く映画館では字幕版が上映していなかったので、字幕版は何かの機会で観たいと思っています。Blu-ray購入か…!
クリス・プラット版マリオも気になりますが、吹替の宮野真守版で鑑賞した分にはやはり感情表現が豊かでそれはそれでとても満足しました。
今作を見るにあたっては木暮はそこまでマリオをプレイしたことがなかったため、置いていかれるのではないかという不安が若干ありましたが、そんな心配は無用でした。
一応振り返ると初代ゲームボーイの『スーパーマリオランド』をゲームボーイアドバンスSPで、『マリオカートDS』をニンテンドーDSで、『マリオカート8デラックス』『スーパーマリオオデッセイ』をNintendo Switchでプレイしたことがありました。
4ソフトだけですね。そのうち2つはマリオカートなので、実質3かもしれない。
ちなみに木暮は『マリオカートDS』のレインボーロードが大好きなので、今回映画に登場してとても嬉しかったです。でも『8デラックス』ではレインボーロードが難しくて遠ざかっているんですけどね…
とにかく、あのコースが映画館のスクリーンで見れるなんて!
加えて、4つのソフトしかやったことがない木暮でも、劇中に登場するゲーム音楽には聴き覚えがあるものが多く、「そうそう、これこれ」状態で最初から最後まで耳も楽しめました。
他にもゲームボーイの『ドンキーコング』をゲームボーイアドバンスSPでプレイしたことがあったことや、やっぱり『8デラックス』でプレイした「3DS DKジャングル」のコースも印象に残っていたため、ドンキーコングがいるジャングル王国に行くシーンでもテンション爆上がりしました。
なんてったって選曲がa-haの『Take On Me』な上に、カメラワークが最高でジャングル王国の景色が一気にひらけるところなんて、何度観たって良いなと思いました。
なんなら劇場公開中にもう一回、この『Take On Me』のシーンを映画館で観たいくらい、個人的にはここのシーンが印象的でした。
他にも洋楽の名曲が登場し、ラストシーンまでも最高の選曲だったので洋楽好きな人も楽しめる作品だと思います。
ストーリーとしては、マリオとルイージの兄弟が配管工を開業したところから様々なトラブルに遭ってキノコ王国などの世界に通じる土管に吸い込まれ、離れ離れになっていくところから物語が進んでいきます。
物語序盤の配管工を開業して初めてのお客さんのところへ向かう2人の様子が、マリオとルイージ2人の関係やそれぞれの性格が表れているようで、「兄弟…」とすでに目頭が熱くなりそうになりました。
自分でも映画序盤で目頭が熱くなるとは思わず驚きましたし、なんとか堪えました。
映画全体を通してマリオとルイージの兄弟の関係の強さや、困難に立ち向かう姿が描かれます。
ヴィランであるクッパに囚われるルイージと、彼を救出すべく奮闘するマリオの姿はゲームをプレイしたことのある人はもちろん、プレイしたことのない人もすんなり受け入れられる展開だと思います。
そして後半の展開には思いっきり感情移入するくらい、のめり込んで観ていました。
今作の鑑賞でどれくらいのめり込んでいたか自分でも驚いたのですが、売店で買った飲み物にひと口も口をつけなかったんですよ。木暮史上前代未聞です。
なんか、こうして感想を書いていると自分がこんなにマリオを好きだったのかという気づきもあって、それさえも衝撃です。
今作を観終わってある程度レビューを読み漁ったのですが、賛否両論あるようですね。
木暮が見た限りだとストーリー性の弱さを指摘する感想が多かったように思います。
たしかにストーリーについてはいたってシンプルですから、ストーリーを重視して観に行った場合は少し肩透かしを食らうかもしれませんね。
しかし個人的には今作に対して、原作となるゲームの世界観から大きく逸脱することがなかった点を評価しています。
原作があるものが映像作品になると途端に物語に妙な要素が加わってしまってがっかりすることがあったので、今作ではそういったことを感じず、マリオの映画1作目としては良かったと思っています。
とはいえ、今作でのピーチ姫が囚われの身で居続けるような描かれ方はしていないので、その点は『スーパーマリオランド』の印象が強い木暮にとっては斬新でした。それでも映画としては違和感は感じませんでした。
仮に2作目があるとして、その場合は原作のゲームの要素プラスαの部分が増えそうな気はします。
それでも今作のクオリティならば次回作にも十分に期待できるのではないかと現時点では思っています。
a-ha『Take On Me』は曲としても詞としてもシーンに合っていたのもあって、良かったです。他の挿入歌についても語りたいですが、ネタバレが怖いので本記事では『Take On Me』に絞りました。