今週のお題「変わった」
春といえば別れの季節でもあり、出会いの季節でもありますね。
そんな春に個人的に変わったものといえば、マウスです。
年度末でPC(MacBook Pro)を酷使していたこともあり、木暮の手首も3月後半にかけて地味に腱鞘炎になっており、約10年使っていたMagic Mouseとお別れしました。
そのかわり、トラックボールを導入したのでそのお話をします。
使用していたMagic Mouse
この度、お別れをしたMagic Mouseは2009年発売のものでした。
購入したのはMagic Mouse2が発売される1年ほど前(2013年から2014年)で、Magic Mouse2が発売したときは少しショックだったのを覚えています。
晩年は乾電池を新たに交換しても、接続がなかなかうまくいかないことが多々あり、それが地味にストレスでした。
接続→接続が切れる→接続→接続が切れる→…
の繰り返しが短期間に起こり、画面の中央にその表示が点滅のように出るのもストレスでした。
会社員時代はこのMagic Mouseを使う頻度は少なく、MacBook Proのトラックパッドで事足りていたのですが、ここ数年はトラックパッドではきつく、Magic Mouseを急に酷使していたので、調子が悪かったのかもしれません。
それに輪をかけて木暮の手首も腱鞘炎になり、この度思い切ってMagic Mouseとのお別れを決意しました。
Magic Mouse2にしなかった理由
ちょっとネガティブな内容なので、Magic Mouse2愛用の方やAppleが好きな方は飛ばしてください。
端的に言うと木暮とMagic Mouseの相性が合わなかったということです。
充電している姿のセミ感を知ったから
Magic Mouseで現在販売されているものに「Magic Mouse2」があります。
フォルムはMagic Mouseと同じです。
こちらは2015年に発売されMagic Mouseが乾電池で動くのに対し、充電で動きます。
そのため、次のマウスはMagic Mouse2を検討していました。
しかし、販売当初から話題になっていた「Magic Mouse2の充電時がひっくり返ったセミみたい」問題がどうにも気になってしまい、ドツボにハマっていくことに。
一応、1回の充電(満充電には約2時間)で約1ヶ月以上駆動*1ということなので、そんなに頻繁に起こる問題でもないと思っています。
しかし充電中に物理的に使用不可能になるという、「おいおい、どうしちゃったんだい?Appleさんよぉ」感が否めず、木暮の性格上、使おうと思ったときに充電がないということに陥りそうだと思ったため、真剣にMagic Mouse以外の道を探ろうと思ったのでした。
多数のサイトで「2分の充電で9時間使える」という紹介もありましたが、公式ではその表示が見当たらないんですよね。木暮の探し方が悪いのかもしれません。
また、充電ケーブルがUSB-C - Lightningケーブルなのも、うーん…
iPhoneのUSB-C問題もありますが、なぜMacBookがUSB-Cポートで統一されているのに、そのアクセサリにあたるMagic Mouse2がLightningなのか…
せめてMagic Mouse3を早めに出して、USB-Cにした上で充電ケーブルの差し込み箇所を裏面ではなく側面に持ってきてほしい。これは素人考えなので、そうならないのは何かしらAppleなりの理由があるはず。
でも、こんなにグダグダ文句を言っていますが、世の中にはちゃんと工夫してMagic Mouse2を使用している人がいるので、やっぱり相性の問題なのだと思います。
手になかなかフィットしない
そんな木暮もMagic Mouseの好きなところがあります。
それは、「フルスクリーンアプリケーション間の移動」がスムーズなところです。
若干異なるところはありますが、基本的にトラックパッドのような感覚で使用できるので、操作に関してはストレスが少ないと思っています。
しかし、トラックパッドのように使える分、手にはなかなかフィットする感覚が少なかったのも事実で、そこがネックになっていました。
Magic Mouseって結構平たい、スタイリッシュなフォルムをしているんですよね。
木暮もMacBookのアクセサリとして統一感が欲しかったのと、純正品の方が安心ということでMagic Mouseを選択しました。
でもそれが若干の仇となっており、過去にも使用頻度が高くなると腱鞘炎に近い症状になって、別の丸みのあるマウスを有線接続して使うという、Magic Mouseの立場が危うい使い方をしていました。
マウスに手を預けられない感覚というか…
マウスと手のひらの間に空間ができて、UFOキャッチャーみたいに操作している感覚というか…
その感覚のためか、手に力が入っていて疲れやすく感じていました。
だいぶ前の話になりますが、叔父の家にあったMagic Mouse登場前のMighty Mouseは形的に使いやすかったです。
Mighty Mouse(2005年発表)の丸い形がちょうど良かったのと、操作でもスクロールボールとの相性が良かったのかもしれません。
なので、やっぱりここでも相性の問題が発生していました。
トラックボールに変えてみて
以前からトラックボールが気になっており、この機会に思い切って変えてみました。
値段にはちょっと身構えましたが、手の疲れから解放されるならばと、「ロジクール ワイヤレス トラックボール MX ERGO MXTB1d」を購入。
マウスとの違いは、本体を動かさずに球体を操作することでカーソルを移動させるという点にあると思います。
そのため、マウスを若干持ち上げたり移動させたりしない分、手首への負担が減りました。
また、全体的な大きさやフォルムもちょうど良いのに加え、角度も調節できるのでUFOキャッチャー感が軽減されて、2週間以上使ってみた感覚としては手の疲れは軽減されているように思っています。
大きさ比較は以下のような感じになっています。
Magic Mouseとの大きさ比較(左)と、iPhone7との大きさ比較(右)です。
今回購入したトラックボールは1回の満充電で約4ヶ月の駆動だそうです。
人間工学に基づいたデザインということもあり、使い始めて2日くらいは自然と姿勢がよくなり、それに伴って背中が筋肉痛になりました。
それまでの姿勢がどれほど悪かったのかを知ることになったのが、今回マウスを変えて驚いたことでもあります。
また、
2つの異なるPCをスイッチひとつで切り替え可能なこと
対応しているアプリごとに操作ボタンのカスタマイズができること
などから操作の幅が広がりました。
慣れるまでは2、3時間かかりましたが、それ以降はサクサク動けて快適な状態です。
ガジェット系は長年使うと相性の変化があるので、時には思い切って対応するのも大切なのかもしれません。
Magic Mouseとの相性の変化により訪れた別れのお話と、トラックボールとの出会いのお話でした。