購入した本のアーカイブ計画 ─10月編─
読書の秋が到来した10月の木暮は、財布の紐をきつく結んで書店に行ったとさ。
10月編を10月中には叶わなかった…
10月に購入した本
出版年月日、出版社の記載は割愛しています。
- 地主『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』
- 藤本タツキ『チェンソーマン』⑴、⑵
- 村田沙耶香『コンビニ人間』
- 平野啓一郎『日蝕/一月物語』
- 万城目学『鹿男あをによし』
- 森見登美彦『四畳半王国見聞録』
- 境港観光協会『水木しげるロード 全妖怪図鑑』
- 坂元裕二『初恋の悪魔1』(シナリオブック)
- 平田オリザ『ともに生きるための演劇』
- 福沢諭吉(斎藤孝 訳)『現代語訳 学問のすすめ』
- 柏書房編集部・編『絶版本』
- 三木那由他『言葉の展望台』
実は10月の木暮は加速する積読に恐怖を感じ、財布の紐を結構きつく結んでいたので、リストの上3つと水木しげるロードの本の合計5冊しか購入していなかったんです。
それが大きく崩れたのが、10月末でした。
愛してやまない地元TSUTAYAにもなるべく行かないようにしていたのですが、少しだけと思って立ち寄ったところ、「読書の秋コーナー」なるものが出来上がっているではありませんか!
こりゃあ、木暮の財布の紐もどこかへ吹っ飛んでいきますよ。
財布の紐に意志さえ感じました。
地元TSUTAYAの本気を見せつけらた結果です。
2週間ちょっと行かなかっただけで、こんなに店内が変わるんだと驚きました。
読書の秋とハロウィンのコラボレーションで飾られた店内が、あれほど居心地が良いものに感じるとは…
話が脱線しまくりますが、今週のお題にある「地元のよさ」についても書いているんですけど、どうしても地元TSUTAYAの話が長くなってしまい、公開するか悩んでいるくらいには地元TSUTAYAを溺愛しています。
さて、購入した本に話を戻します。
平野啓一郎『日蝕/一月物語』は、少し前の記事に書いた平野啓一郎『私とは何か 「個人」から「分人」へ』を読んで気になったので、購入しました。
『私とは何か』では、平野氏の過去の著作で見られる「個人」の捉え方も書かれていました。
また、11月公開の映画『ある男』でも、人間の多面性について描かれているそうなので、そちらも気になっています。
『スーパーの裏でヤニ吸うふたり』は先日、感想記事を公開しました。
佐々木の鈍感さが今後、どう作用していくのかが気になります。
『コンビニ人間』は一気に読了したのですが、主人公に共感してしまって少しアンニュイな感じになりました。
こちらは後日、記事を公開します。
そのほかの本は、まだほとんど手を付けていないので、ぼちぼちといったところです。
【2022年11月4日追記】
よろしければ…
柏書房編集部・編『絶版本』
出版年月日:2022年10月10日 第1刷発行
出版社:柏書房株式会社
内容
「あなたが、いまこそ語りたい『絶版本』はなんですか?」語りたくても語る場がなかった一冊について24名が思う存分に語ってみた。
企画趣旨
「あなたが、いまこそ語りたい『絶版本』はなんですか?」をテーマに、二千から三千文字(目安)のエッセイを書き下ろしていただく企画です。 一人一冊に絞って、その本に対する思い入れや思い出、自分自身や自分の研究に与えた影響をまじえながら紹介していただきます。「世の中にはまだこんな本があるのか(あったのか)」 「あの人はこんな本に影響を受けたのか」という驚きや再発見を読者に提供できればと考えております。また、これを機に、事実上「絶版」となっていた本に注目が集まり復刊されること、また古書市場や図書館の利用が促されることも願っております。
「絶版本」とは大雑把に、これまで出版されていたもので、重版がされなくなった本を指しています。
この本では24名の選者それぞれが1冊だけ絶版本について語っています。
木暮はこの本の帯に書いてあった「新刊だけが本じゃない」という言葉を見たことがきっかけでこの本を手に取りました。*1
木暮自身も大学の頃から何かと絶版本を追い求めているのですが、この本で紹介されている本はどれも知らない本ばかりでした。
また、絶版本を語る上でネットでの本の流通にも触れられており、絶版本から本を取り巻く環境の変化についても深掘りできそうです。
まだ読んでいる途中なので、途中経過として紹介させていただきました。
余談
10月の終盤に、はてなブログ公式の読書グループに入りました。
ブログ開設から早3年。
ナマケモノとして本領を発揮しながら続けている「やおら日記」ですが、この3年間、グループに入りたい…でも勇気が…という風になかなか入ることが出来ないでいました。
コミュニケーション的なものが必要なのかとか色々と考え込んでしまっていて、なかなかグループに入ろうとはならなかったんですが、思い切って入ってみました。
すると、不安に思っていたことは全くなく、コミュニケーションに難ありと自負している木暮の思い過ごしだと気づきました。
もっと早く入ってもよかったのかもしれない…
*1:写真には帯は載せていません。