今週のお題「引っ越し」
もうすぐ春だとかなんだとか…
花粉症に人生の90%苦しめられている木暮にとっては、苦痛の季節が始まっているわけです。
今回はそんな木暮が実際に経験した「大家さんと木暮の奇想天外な話」を書いていきます。
初めての一人暮らしや引っ越しの際に少しでも参考になればと思います。
部屋選びで妥協しない
木暮はこれまで何度か引っ越しを経験しており、1回目は不動産屋さん1社オンリーでの部屋探し。2回目以降は複数の不動産屋さんとネットの併用で部屋探しをしています。
やはり最近思うのは、複数の手段を使って探す方が良い物件を見つける確率が上がるということです(木暮調べ)。
もちろんその分、時間と労力がかかってしまうのでなかなか大変なところですが、家賃や条件などの選択肢が増えるので、ぜひ複数の手段で部屋探しをすることをおすすめます。
木暮の最初の引っ越しは進学に伴う引っ越しで、その当時はまだまだ部屋探しの極意なるものをわかっていませんでした。その結果、家賃の安さだけで決めて痛い目を見ました。
その痛い経験がその後の大学生活に暗い影を落とすことになるんですが、それはこの記事の後半に書いていきます。
ではさっそく木暮が部屋選びで妥協しない点を5点に絞って書いていきます。
- 建物の構造(RC造とか木造とか)
- できれば3階以上
- 室内洗濯機置き場
- できれば角部屋
- 大家さんがいない(管理会社単体での管理物件)
この5点は特に木暮の部屋探しにおいて譲れないところです。
ちなみにこのほかに立地面での妥協しない点を述べるならば、近くにセブンイレブンがあってスーパーと書店があるという点ですね。あとは日当たりですが、西向きと北向きじゃなけりゃいいかなという感じに決めています(早口)。
ワガママだと自覚はしています。はい。
部屋探しをしたことのある人はだいたいが「建物の構造」「◯階以上」「角部屋」「室内洗濯機置き場」などへの気持ちは理解していただけると思いますが、そのこだわりへの理由はひとえに「防音」「ゴキブリ」の対策です。
木暮は最初に一人暮らしをした部屋が木造で2階の部屋。そして屋外洗濯機置き場でした。ちなみに寮ではなく普通の賃貸物件でした。
その物件では奇想天外な出来事があり、今思っても色々ありすぎて本当にしんどかったです。
隣の部屋のベランダから複数のGの侵入を何度も目撃したり、洗濯機の蓋を閉めていたのに洗濯しようと蓋を開けたらGが中に入っていたり…
木暮は角部屋だったのですが、壁も薄いし横の住人(ウェーイ系学生)が毎晩5人以上でクラブDJのように騒いでいるしで木暮のストレス値は200%を超えていました。
その騒ぎが3年くらい続いてその間に時々、不動産屋さんに苦情を入れても改善されず、ほかの住人との乱闘(警察沙汰)があってからはどこかへ引っ越していったので、残りの1年だけは快適に過ごせました。
騒音面ではね。
そのほかにも当時住んでいた物件には奇想天外な問題がありました。
大家さんの癖の強さです。
当時住んでいたアパートの隣には大家さんが住む一軒家があり、見事にそれが凶と出て大家さんによる執拗な干渉にあったのは、木暮の人生エピソードの中で奇想天外部門 第1位になっています。
大家さんと良い関係を築けるとは限らない
初めての一人暮らしということで高校生木暮は部屋探しの段階で「大家さんが近くにいるってなんだか安心できそうだな〜」という呑気な考えで、「大家さんが近くにいない物件」と「大家さんが近くにいる物件」の2択で迷った時に、後者の方を選び後悔しました。
それが悲劇の始まり。
この時の大家さんはアパートの住人への過干渉で、何度も住人が入れ替わり立ち替わり(不動産屋さん情報*1)で木暮もこの大家さんには本当に困りました。
具体的に何があったのかというと…
- 不在時に真っ当な理由もないのに部屋に入られている(ハンガーにかけてた服が畳まれてたりする、シンクに残していた洗い物を勝手に洗われている)
- 冷蔵庫に身に覚えのないタッパーが入れられている(大家さん手作り料理)
- 大家さんの行動に対して苦情を入れると、報復のようなことがあった
などなど。ちなみに強調しておきますが「寮ではなく賃貸物件」です。
この話を家族にしても当初信じてもらえず。というか木暮自身も信じたくなかった…
あまりにも我慢できず不動産屋さん経由で苦情を言うと、エアコン本体はおろか室外機もなくなるわ、ガス会社から解約確認の連絡がくるわで悲惨でした。
しかもこのとき季節は夏ですよ?!
殺人行為に近いですよ。言い方キツいかもしれませんが…
多分最初は色々と親切心でやってくれていたんだと思います。そう思いたいです。
でも私物を触られたり、いくら大家さんの持ち物の建物に住まわせてもらってるとはいえ、
プライバシーってもんがあると思うんですよ!!
しかも木暮の部屋だけならまだしも(?)、あるとき他の部屋に大家さんが鍵を開けて入っていく後ろ姿を見てしまって、本気で引きました。
当時、貧乏学生まっしぐらだった木暮は朝・晩と別のバイト先でバイトして、今よりも働いていたと言っても過言ではありません。しかし、それも学費と家賃・光熱費などに消え、常に木暮の財布は火の車。
親の扶養外れない範囲で稼いでいたので、引っ越しを考えるお金の余裕は全くありませんでした。
1ヶ月もやし&豆苗&バイト先の廃棄のハムと卵、バイト先のまかないで食費を抑え、そこにはかつての「1ヶ月1万円生活」を彷彿とさせるものがありました。
その後地味にお金を貯め続け、引っ越し代が捻出できる頃には学生生活も残り1年をきっていた頃だったのであと1年くらい我慢だと思い、乗り切りました。
今思えば親に頭を下げまくって早めに引っ越しできればよかったのかなと思います。
騒音の問題もあったので今の木暮なら即引っ越し案件ですよ。
ちなみにこの問題が発生した時に木暮の親に相談したところ
「ま、生きてりゃ色んなことがあるさ」
という一言で済まされたのはいまだに腑に落ちていませんが、何か問題が発生したときに「ま、生きてりゃ色んなことがあるさ」と考えて乗り切れるようになったので結果オーライです。
エアコンの件は写真を撮って不動産屋さんに苦情を入れて、不動産屋さん経由で(大家さんも経由したのか?)なんとかまたエアコンを入れてもらい、ことなきを得ました。
ガス解約の件は、ガス会社さんが何か違和感を感じたということで、正式に解約する前に確認の電話をもらえたので助かりました。
まあ、その大家さんの過干渉のおかげで部屋はミニマリストよろしく、余計な物を全く置かない生活をしていました。
ある時、大学の成績結果表を無防備に机の上においたまま急いでバイトに行って戻ってきたときに、その成績表に付箋で「日頃の頑張りが云々かんぬん」書いて貼ってあって、「どの立場で書いてるんだ、この人(大家さん)は!!(憤怒)」ということもありました。
不動産屋さんには、このときの付箋をみせて何度も大家さんに注意してもらいましたが、案の定あまり効果がありませんでした。
当初1ヶ月に3回くらい侵入されていた(痕跡があったときのみのカウント)のが、徐々に1ヶ月に1回〜2回に減っていった分には多少の効果はあったのだと思います。
そういうことがあって以降、バイト先のロッカーに研究分野の本やら何やらを入れていたらバイト先の店長から「家なき子か!」と突っ込まれたのは、今となっては笑い話です。
そんなこんなで、最初に一人暮らしをした部屋の大家さんは「癖がすごいんじゃ」の典型例のような人だったので、2回目以降の引っ越しは大家さんがいないところを血眼になって探して、そこに住むように決意しました。
大家さんがいて家賃が安い物件と、大家さんがいなくて家賃が少し高い物件で同じような設備や間取りなら、後者を選ぶようになりました。
多少家賃がかかっても仕方ありません。
おわりに
学生時代になんとか我慢できていたのは、事情を説明して友人の家に時々入り浸るという学生ならではの過ごし方でストレス値を下げることができていたからで、その友人には今でも感謝しかないです。その友人と話す度に当時の大家さんの話になるのは、そろそろやめたいところ…
もう二度とあんな経験はしたくないですし、この記事を書くにあたって「大家 勝手に入る」でグーグル検索してみると、住居侵入罪に問えるという記事を目にしたので、訴えることもできたのかなともうっすら思います。
住居侵入罪については例外もあるそうで、ガス漏れやその他の緊急性のある場合の侵入には住居侵入罪が適用されないようです。
これについては木暮は専門家ではないので、詳細は法律に関する専門家に相談してみるのも手だと思います。
あとは「警察に相談」ですかね。
こういう奇想天外な場合は積極的に「自分は困っている」ということを第三者に訴えて解決の糸口を探すのも必要な手段かなと思います。
木暮自身がそういうことをしなかったので、今後もし同じようなことが起こり、困っている人がいるならば警察に相談も視野に入れてほしいなと思います。
あとは穏便に済ませたい場合は、お金と時間と労力はかかりますが引っ越しとかも…
お金に少しでも余裕がある場合は、即引っ越しの方が得策だと思います。
とにかく、この先部屋探しをする上では隣人トラブルや、物件の条件はもちろん気になるところではありますが、大家さんのことも注意して物件を探すことをおすすめします。
事前に不動産屋さんに探りを入れてみるとか、実際に内見の時に会えそうなら会ってみるとか…
ただ、今回木暮が書いた大家さんエピソードは少し特殊な例かもしれません。
全国の大家さんみんながこんなに癖が強い人ではないと思うので、極度に怖がる必要はないと思います。
以上、今週のお題に乗っかった「木暮の部屋探しで妥協しない点」と「大家さんと木暮の奇想天外な話」でした。
*1:というかそういう情報知ってたならあらかじめ教えてよ、不動産屋さんよぉ!