やおら日記

日々のあれこれを なんやかんや書いているナマケモノ日記

【豆本】『地球の歩き方 2021〜22 パリ&近郊の町』

 

先日の三連休で姪と買い物に出ていたところ、スーパーのカプセルトイコーナーに「豆本」のカプセルトイを見つけました。

 

姪に便乗して木暮は、1回500円のガチャを回したのでありました…

 

 

 

豆本とはなんぞや

豆本の大きさ

豆本の大きさについては、色々な説がありますが、本の長辺が3インチ(76ミリ)以内のものを指すことが多いようです。

(引用)豆本とは | 日本豆本協会

 

豆本の歴史

豆本の歴史について記した大著『Miniature Books: 4,000 Years of Tiny Treasures(豆本―小さな宝石の4000年)』によると、最古の豆本は古代メソポタミアの粘土板だと書かれています。
粘土板を「本」と称してよいか疑問もありますが、いずれにしても初期の豆本は、愛玩物というよりは、実用性から生まれたものであるに違いありません。
つまり、聖書や祈祷書などの内容で、旅行などに持ち歩く便を考えて小さく作られたのです。
日本最古の豆本は『百万塔陀羅尼』です。
奈良時代に100万作られ、小さな塔に収められて全国の10の寺に奉納されました。
陀羅尼の形状には何種類かありますが、細長い用紙に陀羅尼経が印刷され、くるくると巻かれた巻子本(かんすぼん、巻物)です。
天地幅(本の高さ)は平均5.5センチなので、まさに「豆本」と言えます。
ちなみに『百万塔陀羅尼』は、年代の明らかな印刷物として、世界最古のものでもあります。
聖書、コーラン、陀羅尼など、豆本の始まりはいずれも宗教書だったと考えられます。

(引用)豆本とは | 日本豆本協会

 

豆本の歴史を見ていく上で、古代メソポタミアにまで遡るとは思いませんでした。

 

引用文にもあるように、古代メソポタミア豆本は粘土板でできていたようなので、現代の豆本とは少し様子が違うのかもしれません。

 

そして日本最古の豆本は現存しており、その豆本『百万塔陀羅尼』は東京都の印刷博物館で見ることができるそうです。

 

 

印刷博物館公式サイトに『百万塔陀羅尼』のページがありました。

www.printing-museum.org

 

こちらのサイトによると、『百万塔陀羅尼』は現存している物の中では、印刷された年代が明確な世界最古の印刷物だそうです。

 

印刷された年代が明確な世界最古の印刷物が「豆本」というのは意外でした。

 

 

地球の歩き方 2021〜22  パリ&近郊の町』

さて、豆本について大まかなところを知った上で、木暮が手に入れた豆本を見てみましょう。

 

地球の歩き方』シリーズは、1979年創刊で現在まで計100タイトル以上を発売している旅行ガイドブックです。

 

どこの場所を紹介しているかによって、本の厚みが異なっているのが個人的にとても面白く、中学の時に図書委員だった木暮はその権限を使って、さまざまな本のリクエストをしており、その中のひとつにこの『地球の歩き方』がありました。

 

知らない国のものが分厚いと、ついつい本を手に取っていました。

 

陳列数の違いはあると思いますが、だいたいどこの書店でも見かける本だと思うので、その存在感は大きいです。

 

しかし、今回木暮が入手したのは豆本タイプの『地球の歩き方』。

 

小さい…

 

大きさ比較として、近くにあった単三電池を添えてみると…

 

 

「手のひらサイズ」そのもの。

 


いや、手のひらに4〜5冊は乗るくらいの大きさです。

 

豆本なるものがあると知って、ずっと欲しかった豆本の第一号がこの『地球の歩き方 2021〜22 パリ&近郊の町』になりました。

 

旅行先に持って行くには、なかなかリスキーだと思いますが、本を開いてみると…

 

 

開いた状態をキープするのに少し苦労しましたが、内容がしっかり印刷されていて、ある程度、読むことができます。

 

 

しかもこちらの豆本は、このカプセルトイのメーカーBANDAIオリジナル編集版になっているそうです。

 

この印刷技術は凄すぎる。

 

 

表紙なども精巧に作られています。

 


普通のカプセルトイよりは値段が高めなのも、納得できるクオリティです。

 

しかも、その値段もバーコード横に本物のように書かれているんですよ。

 

500円で良いのか?と疑問に思うレベルです。

 

小銭が足りなくなったので、今回は1回しか回せなかったのが悔やまれます。

 

こちらの豆本をお求めの場合は、百円玉5枚必要だということをお忘れなく…

 

また他の国も豆本にしてくれないかな…

 

 

関連サイト

豆本地球の歩き方』公式サイト

gashapon.jp

 

地球の歩き方』公式サイト

www.arukikata.co.jp

 

印刷博物館

www.printing-museum.org