購入した本のアーカイブ計画 ─1月編─
2023年1回目の購入本紹介記事です。
後半は、鳥取旅行で出会った本を紹介しています。
1月に購入した本
出版年月日、出版社の記載は割愛しています。
- 水木しげる『水木しげるの古代出雲』
- 水木しげる『水木サンの迷言366日』
- 『別冊NHK 100de名著 「わが道」の達人 水木しげる』
- 村上龍『限りなく透明に近いブルー』
- 林真理子『最終便に間に合えば』
- 原田ひ香『三千円の使いかた』
- 村田沙耶香『地球星人』
- 川端康成『雪国』
- 劉慈欣『三体』
- マルクス・アウレーリウス『自省録』
- ジョージ・オーウェル『一九八四年』
- カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』
- スティーブン・スローマン&フィリップ・ファーンバック『知ってるつもり 無知の科学』
- ディケンズ『クリスマス・キャロル』
- ジャンニ・ロダーリ『うそつき王国とジェルソミーノ』
- 『BRUTUS No.977 2023年2月1日号 私だけの想像の場。机は、聖域』
- 青已はなね『青已はなね詩画集 Hmmmmmm Humming』
『三体』は文庫化を待っていたのですが、文庫化する気配がなさそうだったので思い切って購入しました。
中国発の書籍でぱっと思い浮かぶのは、これまで孔子や孟子だったのですが最近では『三体』がすぐに浮かぶようになりました。
長編小説なので気合いを入れて読んでいこうと思います。
村田沙耶香『地球星人』は以前、同著者の『コンビニ人間』を読んだことがあり、気になっていた1冊です。詳しくは今後、感想記事としてあげようと思っています。
2023年2月12日追記
『地球星人』の感想記事を公開しました。
今月は名作と呼ばれる本が多めになりました。川端康成の『雪国』も冒頭の一文は知っていますが、ちゃんと読んだことはありませんし、『自省録』に至っては大学の講義でところどころ読んだくらいなので、良い機会なので買い直してみました。
以前持っていた『自省録』は卒業のときに研究室に置いてきちゃったんですよね…
あと『クリスマス・キャロル』は時期がズレましたが、内容が気になったので読んでみます。
『知ってるつもり 無知の科学』は普段、ネットで調べただけで知ったつもりになっていないか?また、なぜ人は自分の理解を過大評価してしまうのかについて認知科学者2人が迫っています。
ここ10年でスマホの普及などから、以前に比べると調べることがより身近なものになったと思います。木暮も何かわからないことがあると、iPhoneですぐに検索をしてしまい、後から思い出すのが難しいときもあります。
自分への戒めとして購入しました。
青已はなね『青已はなね詩画集 Hmmmmmm Humming』
そちらで、鳥取に関連する本がないか探したところ出会ったのが『青已はなね詩画集 Hmmmmmm Humming』でした。
著者:青已はなね
出版年月日:2021年1月24日 初版第1刷発行
出版社:今井出版
著者について
本の内容
米子市出身の芸術家・青已はなねさんの詩画集。
繊細なタッチで描かれた画は、まるで画面から溢れだしそうな迫力。
詩と画の織り成す世界を
思う存分楽しめる高精彩な印刷により表現しています。
鳥取県米子市出身の著者によって青いボールペンを用いて描かれた絵と、それに寄り添う詩がとても印象的な1冊。
鳥取の書店で発見したときは、そこまで気になっていなかったのですが、紙の材質も含めてとても優しい1冊だなと、読み進める内に思い始めました。
著者の描く青い線のペン画も繊細で、そこに加わる詩は力強いのですが、紙の材質や色がやわらかく、手にとってよかったと思いました。
例に出すのはアレですが、『舟を編む』という作品の中で辞書制作において紙の材質が重要になってくるという話が出てきます。
木暮は、この話は辞書に限ったものではないなと個人的にはずっと思っていて、文庫本や、ハードカバーの本でも紙の材質や肌触りが異なることで、読んでいる感覚が均一じゃないというのが、読書の醍醐味の一つでもあると思っています。
特に今回の詩画集では、絵が印刷されているので紙の材質は、より重要な役割を持っていると思います。
紙の専門家でも何でもないですし、本の内容以上に紙の材質について熱く語りすぎました…詩画集としての見せ方がとても好きなものだったのでつい…
ちなみに…
「しらない世界で呼吸をしたい」という詩の力強さには特に勇気づけられました。
題通り、今いる場所ではない、知らない世界への興味を綴った詩の隣に描かれた絵が魚の絵というのが、強烈に印象に残りました。