今週のお題「苦手だったもの」
日本に生まれたら避けては通れない「あんこ」。
小学生のころはどちらの派閥にも所属していませんでしたが、今では「こしあん派の一員だ」と胸を張って言えるようになりました。
和菓子の大半にあんこが関係している
最中、羊羹、どら焼き、きんつば、大福、饅頭……などなど
多くの和菓子であんこが使われています。
地元で長年愛される羊羹のお店があるので、幼い頃からお茶請けでいつも家に羊羹がありました。
しかしその独特な甘さから、羊羹はもちろん最中やどらやきにも苦手意識があり、学校から帰っておやつを探してあんこ系のお菓子しかなかったときは、あからさまにガッカリしていた記憶があります。
でもまわりの大人ってあんこ系のお菓子を美味しそうに食べるんですよね。
その姿を不思議にも思っていましたし、逆に「なんでこんなに美味しいのに食べないのか」と不思議がられることもありました。
でも年齢を重ねるにつれ、あんこへの苦手意識はまるでグラデーションのように消えていき、自然とあんこが食べられるようになっていきました。
とはいえ、いまでも「つぶあん」は苦手なので、「こしあん」限定で苦手意識が消えただけなんですけど…
お茶がメインなんだ
大人はなんであんなにあんこ系のお菓子を好んで食べるのかと不思議でしたが、以前ふと考えたことがあって…
あれは渋いお茶を好んで飲めるようになることと関係しているのではないか、と。
渋いお茶をクッと飲んで、甘〜いあんこ系のお菓子を頬張る。
お茶とお菓子の融合。
お茶請けという言葉の意味をよく考えるべきでした。
あれはお茶がメインで、お菓子がサブなんだ。
あんこ系のお菓子はお茶の相棒なのだ。
そう考えると、ますますあんこ系の甘ったるいお菓子はお茶に最適なんだな、と。
小学生の頃なんてお茶がメインと考えることはなかったですから。
むしろ、お菓子がメインと言っても過言ではないような。
だから小学生の頃はあんこに苦手意識が強かったのかなと、この記事を書いていて振り返ることになりました。
ちなみに「つぶあん」は小豆の皮の存在感の強さから苦手意識が強いままです。
そのため、これまで井村屋の「あずきバー」をあまり食べてきませんでしたが、最近「こしあんバー」が数量限定で発売された*1ということで、何軒もお店をハシゴして探している最中です。
でも木暮の地元ではどこのお店にもないので、「こしあんバー」を食べる日は遠そうだと感じています。
そのうち、あんまんの季節になりそう。