今週のお題「おとなになったら」
大人になればビールを自然と飲めるようになると思っていました。
しかし、現実はそうじゃなかった…
ビールの味に納得がいかなかった
20歳の誕生日を友人たちに祝ってもらったときにビールを飲んで、なんともいえない味に衝撃を覚えました。
え、これを大人たちは美味しいと思っているのか?
もしかして働き出したら味覚が変わるのか?
というトンチンカンなことを思っていましたが、社会人になってからもしばらくはビールの味に納得がいかず、1杯目は我慢してビールを飲んで2杯目以降は密かにハイボール周辺に逃げていました。
大きな声では言えませんが、複数人で行ったときに居酒屋で1杯目を頼む際の「とりあえずビールで」が苦手なんですよね…
木暮みたいなヤツは本当に少数派のようなので、そこで「いえ!木暮はハイボールでお願いします!」とはなかなか言えないため、1杯目はビールを頂戴しています。
しかし、何年も経ってコロナ禍前の2019年あたりですかね…
急にビールの味を許せるようになったんですよ。
あれは同僚の愚痴を退勤後に聞いていた流れでコンビニに寄ってビールを買い、公園で愚痴を聞きながら飲んだんですけど、愚痴を話す同僚に思わず「このビール、味変わった?」と聞いてしまったほどでした。
「え?話聞いてた?」と不安な顔をされたので、それ以上はビールの話は広げませんでしたが、別日にまたその同僚の愚痴を聞くために同じ公園でビールを飲んだ時も「案外美味しいんじゃないか?」と思えるようになって、ひそかに自分の味覚が変わったことを受け入れました。
しかし、その後同じ種類のビールを居酒屋で飲んだときはあんまりだったので、よくわからないままです。
もしかしてあの公園にはビールを美味しく感じる何かがあるのか…?
その後、コロナ禍があって自然とお酒から離れていきましたし、家ではもっぱらお茶かコーヒーですからね…
最後に飲んだお酒は今年1月の島根・鳥取旅行のときに飲んだ日本酒ですし。
あの旅行のときに飲んだ日本酒と「赤てんぷら」を今度、取り寄せようかな…
で、こういう話をビールが飲める人にすると「それは本当に美味しいビールを飲んでいないからだよ」と言われるんですが、その美味しいビールに至るまでの道筋を辿る冒険心がないので、いつまで経っても木暮好みのビールに会えないと思っています。
これまで何度かおすすめされたビールもことごとく合わないので、木暮はビールそのものに向いていないのかもしれない…
とはいえ、木暮の家族や親戚はビール狂いなので、先日のGWで親戚が集まったときも「むっちゃんは遺伝子が突然変異したんだ」と笑われ、本当にその通りだなと感慨に耽りながら、酔っ払いたちを横目に姪と遊んでいました。
GWに姪と話していて衝撃を受けたこと
先日のGWで親戚が木暮家に集結した際、4歳の姪が大人顔負けのマシンガントークをするもんだから、親戚一同が姪に話しかけまくるという幸せな空間が広がっていました。
その際に姪から見て祖父(木暮の父)が「姪ちゃんはおおきくなったら、何になるの?」という質問をしました。
すると、姪からは
「大きくなったらねぇ…5歳だよ」
という返答が返ってきて、その場の大人たちはあまりの可愛さに「そうだね、5歳だね」しか言えず、しばらくみんなニッコニコの笑顔で「こりゃ最高だ」とか「たしかにそうだわ」とか言って盛り上がりました。
そこで姪の父親(木暮の兄弟)が「じゃあ、パパは何歳でしょう?」と聞いてみると、
「パパは6歳だよ」
と即答され、ふたたび大人たちは爆笑しました。
「じゃあ、おじいちゃんは?」とか「おばあちゃんは?」と聞くと、「わかんない」という答えでしたが、木暮に関しては「むっちゃんは3歳」とハッキリ言われたので、木暮は姪に年下だと思われていることが判明し、腹が捩れるほど笑いました。
でも、たしかに「おおきくなったら何になるか」という質問の「何」の部分は職業を指しているかはわからないので、姪の返答でも間違いないよなと納得しました。
このくらい爽快な答えを言える人間でありたいと思った木暮でした。