国宝五城のうちのひとつ
島根の県庁所在地である松江には、国宝に指定されている松江城があります。
現存天守12城のうちのひとつでもある、国宝松江城は宍道湖も眺めることができ、良い場所にありました。
松江城
島根県の県庁所在地である松江のお城なので県庁がすぐ隣にあり、周囲のお堀では遊覧船も通っており風情がありました。
今回の旅行での交通手段はレンタカーだったので松江城の駐車場(大手前駐車場)に車を停め、いざ!お城へ!
時期的にさまざまなところで門松を見ましたが、松江城の門松もとても立派でした。
さらに進むと、馬溜跡という場所があります。
馬溜跡とは、その名の通り馬を繋いでおくための場所の跡地だそうです。
この馬溜跡の奥に見える石垣は、高さ約13メートルで松江城で1番高い石垣です。
1階分を3メートルと考えるとだいたい建物4階分くらいの高さでしょうか。
これからその高さまで上がっていきます。
石垣の角部分を見ると、石の長さが交互に組み合わせて積まれています。
後から公式サイトを確認したところ、「算木積み」という積み方だそうです。
「算木積み」と検索すると多数のお城が紹介されているので、お城に行くときは見てみると面白いかもしれません。
この石段の右側には幹が太い樹齢約350年の楠もあり、歴史を感じられます。
やっとの思いで石段を登り、三ノ門跡まで到着。ここからが二の丸です。
三ノ門跡の表示から先に進んでいくと、松江神社や興雲閣(こううんかく)があります。
松江神社には葵の御紋があり、松江藩初代藩主の松平直政を祀っているそうです。
興雲閣は明治時代に、明治天皇行幸時の御宿として建てられた西洋風の迎賓館です。
入館無料なので松江城に行く際には、ぜひ興雲閣も見てみてください。
外観の色も目を惹きますが、建物内の装飾なども見どころ満載です。
さて、どんどん進んでいきます。
現在、松江城の一ノ門は瓦の葺き直し工事がされています。2023年2月末が工事終了予定だそうです。
こちらの一ノ門の石垣を見てみると、馬溜跡から見える石垣とは違う積まれ方になっています。
形や大きさがバラバラの石が積まれているので「野面積み」でしょうか。違ったらすみません。
Wikipedia情報*1だと一ノ門は1960年に一部復元されているそうです。
本丸に行くまでに、どんどん曇ってきてしまいました。ちょっと残念。
現存天守とは、江戸時代もしくはそれ以前に建てられ、壊れずに現代に残っている天守のことを指します。
ちなみに松江城は慶長16年(1611年)に落成されています。
そして姫路城、彦根城、松本城、犬山城と並び、国宝にも指定されており、国宝五城のうち1番西に位置しています。
外観は黒くシンプルですが、近くに寄ってみてみると迫力がありました。
天守内部では、松平直政に関する品などが展示されており、中央部分の木製階段を登っていきます。
木製階段は急でやや狭いところがあり、天守最上部まで登って降りる人とのすれ違い通行になるので、松江城に行く際は滑りにくい靴下で行くと良いかもしれません。*2
ゆっくり見ても最上部まで行くには、20分くらいだと思います。
襖絵や甲冑などの展示もあるので、じっくり見て回れます。
松江城天守最上部からは、宍道湖(しんじこ)を眺めることができます。
雲が神々しく撮れてる…
東の方角では松江市が一望でき、二の丸も見えます。
やっぱり、お城からの眺めは格別ですね。なかなか見れない光景です。
興雲閣の見学、松江神社の参拝も含め、1時間半あれば見て回れると思います。
松江城付近には松江歴史館もありましたが、この日は宿泊施設のチェックインが迫っていたため、断念しました。
松江歴史館も含め、また見学しに訪れたいです。
石垣の星印*3も発見できませんでしたし…
松江城 関連サイト
松江城 公式サイト
興雲閣 公式サイト
松江城堀川遊覧船 公式サイト
松江歴史館 公式サイト
松江城周辺
松江城に行く前に、またもや空腹に悩まされていた木暮と友人は、周辺をぶらり歩きし喫茶店に入りました。上の写真の左側に見える建物です。
外観に惹かれ寒さにも耐えきれず、見つけてすぐに店内へ。
珈琲館という場所ですが、木暮はホットココアとティラミスを注文。
注文してから気づき、ココア好きかよと自分でもツッコミを入れたくなる組み合わせ。
こちらのティラミスは、一般的なティラミスの量よりもボリュームがあり、食べ応えがあったのでとても満足しました。
このおかげで松江城天守まで登り切ることができたと言っても、過言ではありません。
京橋川近くには、カラコロ工房といった工芸品店が複数入っている建物もあるなど、まだまだ見足りないくらいの見どころが満載なので、ぶらり歩きオススメです。
京橋川周辺に限ったことではありませんが、年始だったこともあってお店が営業していないところもあったので、年始に行く際は事前に調べると良いかもしれません。
松江城周辺関連サイト
珈琲館 公式サイト
カラコロ工房 公式サイト
島根・鳥取旅行関連記事
── 以下、2023年1月27日追記 ──
*1:松江城 - Wikipedia、最終閲覧日:2023年1月11日
*2:靴は入口で脱ぐようになっています。
*3:松江城の石垣には目印として星印が彫られているそうです。城郭|松江城のみどころ|国宝 松江城ホームページ