購入した本のアーカイブ計画 ─11月編─
10月に引き続き、読書の秋に翻弄された木暮の11月に購入した本リストです。
11月に購入した本
出版年月日、出版社の記載は割愛しています。
- 高橋隼子『おいしいごはんが食べられますように』
- 平野啓一郎『ある男』
- 柳美里『JR上野駅公園口』
- 二宮敦人『最後の秘境 東京藝大 ─天才たちのカオスな日常─』
- 水木しげる『娘に語るお父さんの戦記 小さな天国の話』
- 春日武彦『屋根裏に誰かいるんですよ。 都市伝説の精神病理』
- ルイス・ダートネル『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』
- 岩田徹『一万円選書 北国の小さな本屋が起こした奇跡の物語』
- ミヒャエル・エンデ『モモ』
- 牟田都子『文にあたる』
- TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」&「アフター6ジャンクション」編『拝啓元トモ様』
- 野口聡一『宇宙飛行士だから知っている すばらしき宇宙の図鑑』
- 今泉忠明『わけあって絶滅しました。──世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑』
- スペンサー・ジョンソン『迷路の外には何がある? 『チーズはどこへ消えた?』その後の物語』
- 小畑健・浅倉秋成『ショーハショーテン!(3)』
- 馬上鷹将『あかね話(3)』
- 真鍋昌平『九条の大罪(1)』
- 『Casa BRUTUS 日本の現代アート名鑑100』
- 『Casa BRUTUS 今さら聞けない……⁉️ アンディ・ウォーホルの基礎知識。』
- 『Casa BRUTUS 2022年12月号 スタジオジブリの建築・デザイン』
- 『BRUTUS No.973 2022年11月15日号 何度でも観たい映画。』
- 『BRUTUS 特別編集 合本 村上春樹』
- 吉田誠治『ものがたりの家 ─吉田誠治 美術設定集─』
読書の秋が爆発した。
このアーカイブ計画を始めて以来、最多の量になってしまった…
実は、こんな量の本を11月に買っておきながらアレなんですが、地味に断捨離を決行しており、段ボール1箱分の本をブックオフに売りに行ったんです。
その査定の間に店内を見ていたら、前に買おうと思ったけど見送った本を多々見かけ、5冊ほど購入してしまいました。査定額より購入額が上回った…
「本減ったし、また本屋行こう」
という短絡的な思考回路により、この量の本になってしまったのでした。
来月は節制しよう…
毎月、そう思っている気がする…
────────────────
今月、購入した本の中でも、TBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」&「アフター6ジャンクション」編『拝啓元トモ様』は、以前から気になっていた本です。
疎遠になってしまった友達「元トモ」は、誰しも1人以上はいるはず。
木暮も身に覚えがあります。高校の卒業を祝して当時仲の良かった友人たちと地元の温泉に行ったんですが、驚くことに今ではもう疎遠です。
特に何があったわけでもなく、就職してからは徐々に連絡をとる回数が減ってそのまま…
そういうエピソードって、なかなか現実では話すことがないと思うので、とても気になっていました。例のごとくまだ読めていないので、楽しみです。
宇宙飛行士の野口聡一さんの『宇宙飛行士だから知っている すばらしき宇宙の図鑑』は、なかなか手に入らず偶然寄った個人書店に置いてあったので、迷わず購入。
ISSでの業務以外にも、宇宙飛行士が宇宙でどんな生活を送っているのか、「宇宙での散髪」事情など、なかなか知ることができない宇宙事情を知ることができて、読んでいて楽しいです。
児童書のコーナーにあり、宇宙望遠鏡や恒星についても専門用語が少なく、とてもわかりやすいので、小学校の中学年〜高学年にも読みやすいのかなと思います。
また今回、読書の秋コーナーで「芸術の秋」コーナーがあり、自然と芸術関係の本が増えたように思います。
高橋隼子『おいしいごはんが食べられますように』は、少し前の記事で感想を書きました。
職場で感じる、言葉に出せない感情が文章に表れていて、「あのときの自分の感情はこうだったのかもしれない」と、のめり込んでいきました。
働く上での「不公平」感にどう向き合うのか、考えたら止まりませんでした。是非読んでほしい1冊です。
吉田誠治『ものがたりの家 ─吉田誠治 美術設定集─』
著者:吉田誠治
出版年月日:2020年7月15日 初版第1刷発行
出版社:PIE International
著者について
背景グラフィッカ、イラストレータ。ゲームメーカーの原画兼背景グラフィッカーを経て、現在フリー。多数のゲーム背景ほか、書籍装画なども手がける。コミックマーケット97では紙袋イラストを担当。京都精華大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
本の内容
物語に出てくるようなユニークな家とその設定を描き、人気を博した吉田誠治の同人誌『ものがたりの家』の決定版が登場!! 既刊『ものがたりの家 I・II』に掲載された全作品に加え、新作15作品、コマ割り絵本、線画、作品解説、メイキングなど、本書初公開となる内容も収録しています。ページをめくる度に新しい物語が始まるような、見て、読んで楽しい美術設定集です。
『ものがたりの家』吉田誠治先生からのメッセージ
- 七人のこびとの家
- 臆病な鬼の隠れ家
- カカオの木のツリーハウス
- 座敷童の棲む離れ
- 水没した年の少女
- 失われた書物の図書館
- 羊飼いの見張り小屋
などなど、多数の建物が登場します。
建物の間取りや、そこに住むキャラクターの生活感なども描かれ、ページをめくるたびにわくわくします。
グリム童話に出てくる「七人のこびと」や、日本の妖怪話に登場する「座敷童」に加え、作者が想像する建物がたくさん登場するので、とても見応えがあります。
個人的には「羊飼いの見張り小屋」と「失われた書物の図書館」に住んでみたいです。
空想上の建物についての本は、他にも『ジブリの立体建造物展図録<復刻版>』を持っています。
フィクション作品の中に登場する建物の魅力は計り知れないですね…