やおら日記

日々のあれこれを なんやかんや書いているナマケモノ日記

【東京旅行記5】上野動物園 編

 

東京旅行記の第5弾は上野動物園編です。

 

上野動物園に来るのは2000年前後に1度来たきり約20年ぶりでした。

 

日本最古の動物園である上野動物園を約20年ぶりに訪れた感想と、面白かった動物の様子をお届けします。

 

今回は思いつきで行ったので、ジャイアントパンダは見ていません。

 

 

東京都恩賜上野動物園

開園時間: 9:30〜17:00(入園および入園券、年間パスポートの購入は16:30まで)

※動物によっては16:30ごろから寝小屋に入る可能性あり。

※開園時間が変更になる可能性あり。

休園日:月曜日(月曜日が国民の祝日や振替休日、都民の日の場合はその翌日が休園日)、年末年始(12月29日~翌年1月1日)

※一部の月曜日を開園することもあり。詳細は公式サイトをご覧ください。

公式サイト:上野動物園公式サイト - 東京ズーネット

 

入園料は一般が600円という…

 

600円であの満足度はすごい…

 

 

上野動物園滞在時間(おおよそ)

10:30〜13:00(約2時間半)

 

上野動物園が思っていた以上に広くて、2時間半でも全部の動物は見ることができませんでした。

 

ゆっくり見ていたからだと思いますが、個人的には3〜4時間は必要かなと思っています。

 

また、平日でしたが修学旅行生と見られる学生さんたちや、お子さま連れの方、1人で来ている方など、人は結構多かったと思います。

 

でも屋外ということでそこまで人混み感は感じなかったので、ある程度ゆっくり動物を見ることができました。

 

 

アジアゾウ

 

隅っこの方で鼻を揺らしていました。

 

アジアゾウのコーナーではゾウに関する知識をQ&A形式で深められる場所があり、動物を見るだけでなくその知識も一緒に得られ、とても面白かったです。

 

ちなみにアジアゾウアフリカゾウの違いは、体の特徴以外にも住んでいる環境が関係しているようで、アジアゾウは「森」で暮らしますが、アフリカゾウは「草原」で暮らすそうです。

 

そのほかにもゾウに関するQ&Aが設けられていたので、上野動物園を訪れる際は見てみてください。

 

 

ニホンザル

立派なサル山を見ていると、とある猿から目が離せなくなりました。

 

こちらの写真をよーく見てください。

 

 

 

お分かりいただけただろうか…

 

 

 

では、もう一度ご覧いただこう…

 

 

 



サル山のちょっとした窪みに入り、俯き加減のニホンザル

 

その姿はまるで、仕事で失敗をしてお昼休みに外に出てきたは良いものの、お昼休みが終わりに近づき「早く戻らねばならない」という気持ちと「でも戻りたくない」という気持ちが拮抗している会社員のようです。

 

木暮はありし日の自分の姿を重ね、しばらくこの猿を眺めていました。

 

「そうか、お前も猿の社会で社会人ならぬ社会猿として、日々頑張っているんだな…」

 

と心の中で勝手に寄り添いました。

 

動物を見ていて人間にも重なる行動や姿を見ると、自然と人間的なストーリーに当てはめてしまいます。

 

 

ちなみに…

 

木暮が今住んでいる実家(山奥)では、猪や熊、猿などが畑を荒らしに来るのですが、カボチャが収穫できそうな頃に、毎年カボチャを狙いに猿が子猿をおんぶした状態で、やって来ます。

 

子猿が親猿にしがみついている姿はまるで人間のようです。

 

でもカボチャも大事なので、ちょっとかわいそうに思いながらも、自治体から支給されている獣避けの花火で追い払います。

 

動物園で見ている分にはおとなしいのですが、野生だとそうはいきませんからね…

 

トラ

 

「その声は、我が友、李徴子ではないか?」

 

 

中島敦山月記』の有名な言葉ですね。

 

虎の姿になってしまった人間・李徴子の物語は、なんだか忘れられない物語です。

 

上野動物園では李徴子を見つけた袁傪になりきってみました。

 

 

シロテテナガザル

今回、上野動物園では動物たちが「背中で語るスタイル」が多く、この写真のシロテテナガザル先輩もしばらく「背中で語るスタイル」だったのですが、

 

持ち前の腕さばきを披露してくれた上に、最後は振り返ってくれました。

 

重力などが感じられないくらい軽々と腕だけで移動したので、「おお〜!」と思わず声が出ました。

 

バードハウス

さまざまな鳥を見ることのできるバードハウス。

木暮はこのバードハウスに入って、ふと

 

映画『ハリーポッターと賢者の石』の爬虫類館を思い出しました。

 

ハリーが従兄弟のダドリーの誕生日の祝いを兼ねて、ダドリーの両親とともに出かけた先の爬虫類館。

 

ハリーが初めてヘビと意思疎通をしたシーンですね。

 

あのシーンは爽快でした。

 

上野動物園では、あんな危険なことは起こりそうにないので安心して鳥を眺めることができます。

 

カワセミも名前は知っていますが、間近で見ることはないので貴重な機会になりました。

 

シロクマ

シロクマの堂々たる登場。

 

この日は本当に蒸し暑く、シロクマもすぐに水に入るのかと思っていましたが、全く水にはお構いなしで逆にこちらが、「そんなに毛に覆われていて暑くないのか」と心配になるほどでした。

 

 

案外、人間が思っている以上に動物は環境に適応しているのかもしれませんね。

 

 

ニホンツキノワグマ

 

近くにオレンジ色のボールがあるとちょっと可愛らしく見えるなと思いながら眺めていると…

 



起きたようです。

 

写真には収められませんでしたが、起きる直前にスズメがツキノワグマの手の近くをぴょんぴょん歩いたので、もしかしたらそれに気づいて起きたのかもしれません。

 

野生のツキノワグマをみたことがありますが、やはり動物園で見ると恐怖感は薄れます。

 

不忍池

 

東園から西園に進んだところに広い池が見え、蓮の大きな葉が広がり、蓮の花も所々咲いている景色は天気の良し悪し関係なく圧巻でした。

 

しかもその池が夏目漱石『こころ』に登場する不忍池ということで、意図せず聖地に行けたようで嬉しかったです。

 

ケープペンギン

 

こちらに背中を向けて水浴びをしているペンギンが写真のように微動だにせず、木暮が西園を一通り見終わってもう一度来たときも、このペンギンはほぼ同じ体勢で水浴びをしていました。

 

この日はとても蒸し暑かったので、ペンギンとしてはなかなか厳しい日だったのではないかと思いましたが、ケープペンギンは南アフリカでも見られる種類のペンギンだそうなので、もしかしたら人間よりも暑さへの耐性はついているのかもしれないと思いました。

 

名称に南アフリカの「ケープ」が入っていますからね…

 

にしても南アフリカにもペンギンが生息していたとは知りませんでした。

 

 

ハシビロコウ

西園で特に人だかりができていたのが、このハシビロコウでした。

 

中には一眼レフの望遠レンズを持って、遠くからハシビロコウのシャッターチャンスを狙っている人もいて、その人気がうかがえます。

 

 

噂には聞いていましたが、まさかここまで凛々しいとは…

 

「絶対に人間側を向かない」という強い意志さえ感じました。

 

 

ハシビロコウがいたところのすぐそばにハシビロコウ 動かないのはなぜ?」という解説がありました。

 

ハシビロコウは野生ではアフリカの沼地に生息し、魚を捕らえて食べているそうです。

その際に水を波立たせたりすると魚が逃げてしまうため、動きが少ないのだそうです。

 

それでも、他の鳥同様に空を飛んだりするので時間をかければ、さまざまな行動を見ることができるかもしれないとのことでした。

 

木暮はある程度粘りましたが、ハシビロコウが動くことはありませんでした。

 

 

おわりに

今回、上野動物園を訪れたのは東京旅行最終日で思いつきでの行動でしたが、実は「ナマケモノ」が見れるのではないかという期待も少なからずありました。

 

しかし現在、上野動物園ではナマケモノの公開はされていないそうです。

 

残念。

 

またいつか行けることがあったら、そのときはナマケモノを見たい…

 

 

また、東園から西園をつなぐモノレールが2019年11月1日から運行を休止しているそうです。復活することはあるのでしょうか…

 

 

約20年前に行ったときの記憶はほとんど薄れていますが、パンダを見るための長い待ち列と、スタッフの人の「立ち止まらないでください」というアナウンスは、今でも覚えています。

 

あの頃は新型コロナウイルスなんてものは関係なかったし、パンダを見るための事前予約などの必要は、おそらくなかったと思います。

 

この20年で上野動物園も、そこにいる動物たちもさまざまなところが変化しているのだと感慨深く思いました。

 

東園には動物たちのお墓があり、お花が供えられていました。

 

20年前に来たときに見たであろう動物で存命の動物は、いたのだろうか…

 

動物のお墓を見て、今生きている動物たちを見ていると、次に来たときに会える可能性はどれくらいあるのだろうと少し感傷的になりましたが、それも含めて動物を見ることができたのは貴重なことなのだと再確認できました。

 

 

関連サイト

www.tokyo-zoo.net

 

東京旅行記

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