やおら日記

日々のあれこれを なんやかんや書いているナマケモノ日記

【東京旅行記3】三鷹の森ジブリ美術館編

 

東京旅行記の第3弾は、三鷹の森ジブリ美術館編です。

 

今回の記事ではジブリ美術館の魅力をお伝えしたいという気持ちもありますが、下調べをほとんどせずに行ったので、ジブリ美術館の魅力を取りこぼしていた可能性があります。悪しからずご容赦ください。

 

では、本題に入ります。

 

 

 

三鷹の森ジブリ美術館

三鷹の森ジブリ美術館は、三鷹市井の頭公園西園にある三鷹市立のアニメーション美術館です。

 

ジブリを知っている人ならばその存在も知っているはずということで、詳しい説明は割愛します。

 

まず木暮は井の頭公園三鷹市にあるということ自体、今回初めて気づきました。

 

もっと都心にあるイメージで勝手に新宿にあるもんだとばかり思っていましたが、あれは代々木公園だったのありました。

 

三鷹駅から歩いておよそ15分の位置にあるジブリ美術館はとても自然豊かなところで、ジブリの世界に入るのに、そう時間はかかりませんでした。

 

ジブリ美術館滞在時間(おおよそ)

10:00〜11:30(約1時間半)

 

ちょっと今回は人酔いしてしまい、滞在時間が予定より短くなってしまいました。

 

三鷹駅からの風景

東京の通勤ラッシュに慣れていない木暮は、どんな修羅が待っているのか未知数だったので早めに動き出し、三鷹駅に到着したのは8時前。

 

ギリギリ通勤ラッシュとは被らなかったみたいです。三鷹駅に着いたら改札で大勢の通勤に向かう人たちとすれ違ったので本当にギリギリだった。

 

駅前のカフェで時間を潰そうかと思いましたが、まあまあ人が増えてきたので早速ジブリ美術館に徒歩で向かうことにしました。

 

ジブリ美術館の最寄駅・三鷹駅からはバスも出ていますが、今回は徒歩ならではの楽しみを発見できたので、その楽しみについてちょいと書いていこうと思います。

 

 

まず、三鷹駅からジブリ美術館の方へ歩いていくとこんな案内表示が!

早速トトロのお出ましです。

 

そこから少しずつ歩くと、「あと700メートル」とか「あと300メートル」などの表示がされていて、着実にジブリ美術館に近づいているという感覚になり、朝からワクワクが止まりませんでした。

 

しかも見てください。このマンホール。

 

もう、そこはジブリですよ。

 

そしてこの街路樹(低木)も見てください。

 

 

サツキ。

 

ここで「サツキ」という文字を見ると、どうしてもジブリに繋げてしまいます。

 

あいにくの雨でしたが、歩いて向かうのも良い体験になったと思いました。

 

井の頭恩賜公園西園

 

雨の井の頭公園

 

ジブリ美術館の開館まで1時間ほど時間があったので、井の頭公園で読書という田舎者の木暮的にはちょっとおしゃれなことを楽しもうと思いました。

 

 

井の頭公園のベンチは雨の影響により座ることが困難で、朝の無人井の頭公園のベンチを見て回るという不審者的な動きをせざるを得ませんでした。

 

 

この写真とは別に一箇所だけ雨の影響を受けにくそうなベンチがあったのでそちらに腰掛け、さっそく『虫眼とアニ眼』(新潮文庫*1を開きました。

 

 

やはりジブリ美術館に行くとなると、ジブリ関連書籍を直前に読みたくなります。

 

積読の山にあったこちらの本を引っ張り出し、今回の東京旅行に持参したのでした。

 

もちろんBGMはスタジオジブリのアルバム(2008年発売)。

 

 

もう、ジブリ一色です。

 

準備万端。あとは開館を待つのみ。

 

ジブリ美術館開館

本を読んでいて気がついたら9時40分。

 

ちょっと早いかなと思いながらもベンチを後にし、ジブリ美術館に向かうとすでに長蛇の列ができていました。

 

ああ…平日だと油断していた…

 

そうこうしているうちに三鷹駅からのバスが到着し、一気に30人ほど増えました。

 

そして田舎者の木暮が驚いたのは、外国人観光客の団体客も訪れていたことです。

 

政府がツアーの場合のみに限り、外国人観光客の受け入れをしているためだと思いますが、やはり日本のカルチャーであるアニメ、そしてその中核と言っても過言ではないジブリの美術館は海外の人にも人気なのだと実感しました。

 

だって世界でここだけですもんね。

 

そりゃあ、この世知辛い世の中で海外からも訪れたくなりますよ。

 

そんなことを考えていると、ジブリ美術館が開館したのでした。

 

ジブリ美術館の注意事項

開館し、チケットの確認をしてもらう列でぼーっとしているとアナウンスがありました。

 

ジブリ美術館では、館内の撮影は禁止。

(屋外での撮影は可能)

 

これは絶対に守らねばならない鉄の掟です。

 

この注意事項を胸に刻み込み、いざ中に入りました。

 

すると、建物全体が迷路のような空間で、「これぞジブリ」と思うほどの空間がそこには広がっていました。

 

だってジブリ美術館のキャッチコピーは「迷子になろうよ、いっしょに。」ですからね。

 

存分に迷子になれます。

 

建物に入って階段を下ると、左の方は短編映画を上映している「土星座」。右の方が展示スペースになっていましたが、木暮は10時15分から上映開始の短編映画を見るために、土星座の方に向かいました。

 

土星

土星座の入口前の床は平らではなく、大きくゆるやかにうねっていました。

 

井の頭公園で読んでいた本『虫眼とアニ眼』の中で宮崎駿養老孟司との対談で思ったことを表した漫画がありました。

 

その中で、子供の想像力を活かすものとして凹凸のある床を用いた保育園(幼稚園)が描かれていたのを思い出しました。

 

 

土星座の中に入ってみると、まるで飛行機に乗っているかと思うような窓が3つあり、そこから光が差していました。

 

木がふんだんに使われた映画館ですが小劇場のような風合いもあり、とても心地よい空間でした。

 

天井には月と太陽の絵と、紅の豚を思い出す赤い飛行機(飛行艇?)が飛んでいる青空も広がっていて、1回しか味わえない空間なのが悔しくなるほどの場所でした。

 

映画の上映直前には飛行機のような窓の閉まり方で、窓が閉められ光が入らない状態に。

 

いよいよ映画が始まります。

 

短編映画『やどさがし』概要

公開年:2006年1月3日

上映時間:約12分

原作・脚本・監督:宮崎駿

 

7月中は『やどさがし』という短編映画が上映されており、『風立ちぬ』のようにすべての音が人の声によって作られているという映画でした。

 

効果音などは文字に起こされ画面を流れていき、その表現は最初は違和感に思いましたが、見ていくうちに馴染んできてもう一回最初から観たいと強く思うほどでした。

 

しかし、上映チケットは一度きりしか使えません。

 

残念…

 

月ごとに上映作品が異なるので、行くときにどんな映画が観れるのかはジブリ美術館特有の楽しみではないでしょうか。

 

8月からは『ちゅうずもう』という短編映画が上映されるようです。

 

www.ghibli-museum.jp

 

ラピュタのロボット兵とラピュタの遺構

土星座を後にし館内を少し見てまわった時点で若干、人の多さに酔ってしまったので一旦外へ。

 

ジブリ美術館といえばロボット兵。

 

ここはフォトジェニックスポットとして雨の中でも盛況でした。

 

実はロボット兵はジブリ美術館の外からも少し見えます。



お分かりいただけただろうか…

 

ロボット兵が頭を出してこちらを見ているのを…

 

開館前のぼーっとしていたときに発見し、思わず写真に収めました。

 

さて、屋上のロボット兵から少し歩くとラピュタの遺構が。

 

バルス後のラピュタに思いを馳せながら、再び屋内へ。

 

展示室など

ネコバスでは子供たちが思い思いに動き回り、ネコバスも本望だろうなと思いながらその場をあとにしました。

 

映画制作の流れを模した展示室や『未来少年コナン』の企画展などがありましたが、どれも人が多く、人の流れに身を任せるしかなかったため、ほとんど記憶がありません…*2

 

勿体無いことをしたと思っていますが、あれは…なかなか…どうすることもできなかった…

 

そもそも短編映画を見終わり土星座を出た時点で、展示室などは大盛況で入ることさえ困難な状況になっていたので、本当にどうすることもできなかった…

 

平日でしたが、油断はできませんでしたね…

 

マンマユート

紅の豚』が好きな木暮にとって「マンマユート」は特別な存在です。

 

ジブリ美術館内にある「マンマユート」はジブリグッズが購入できるショップです。

 

特に何を買いたいとかは決めずに行ったところ、やはりこちらも人の流れに身を任せるしかなく、のんびりはしていられませんでした。

 

とりあえず姪にトトロのキーホルダーを購入することができたので良しとしましょう。

 

あとは、「マンマユート」のある場所の反対側にある図書閲覧室「トライホークス」に行き、姪に『となりのトトロ』の絵本と、短編映画のパンフレットも購入できたのでよかったです。

 

「トライホークス」では、宮崎駿ジブリ美術館おすすめの本が閲覧・購入できるので、一部屋で見応えが凄まじかったです。

 

マンマユートでの個人的な戦利品。



手と首が連動しているのと、質感がまさしくロボット兵なので思わず購入しました。

 

ここに仕事のメモとかを挟んで、殺伐とした人間社会と中和させようと思います。

 

おわりに

今回、展示室等を満足に見ることができないまま、人酔いで退散してしまいました。

 

平日と言えども混雑しており、ジブリ美術館に平日も休日も関係なかったのだと思い知らされました。

 

その一連の流れをジブリ好きの友人に話したところ、珍しく怒られたので人混み嫌いを克服するときが来たかと震えています。

 

今年の11月に愛知県でジブリパークが開園しますが、現時点でジブリを堪能できる場所はジブリ美術館だけなので平日でも混むのは当然でした。

 

 

木暮は今回1人で行きましたが、木暮同様に1人で見て回っている人も結構いたので、1人で行くのに躊躇している人には安心して行ってほしいと思います。(事前のチケット購入はお忘れなく。)

 

人酔いをしたのを差し引いても、案外1人でも十分見てまわれたと思っています。

 

また、行きは三鷹駅から徒歩で約15分でしたが、帰りは吉祥寺駅まで徒歩約15分で到着するという好立地のため、駅までの道のりを歩くのも面白かったです。

 

次に行くときは多分もっと人が多くなっているはずだと思うので、それまでに人混み嫌いを克服せねば…

 

東京旅行記

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*1:養老孟司、宮崎駿 『虫眼とアニ眼』 | 新潮社

*2:じっくり見たかったけど、2000年前後の上野動物園のパンダ並みに流れ見をするしかありませんでした。(今の上野動物園のパンダ事情が分からないので、自分が行ったことのある2000年前後の上野動物園の記憶を参考にしています)