USJのアトラクションのイメージが強かった
先日、フジテレビ系列での土曜プレミアム枠にて『E.T.』が地上波放送されました。*1
その地上波放送で木暮は初めて『E.T.』を最後まで観たので、今回はその感想とスピルバーグ監督作品について余談を書いています。
ちなみにこの記事内で度々登場するE.T.をカギ括弧『』「」で区別していますが、『E.T.』は作品タイトル、「E.T.」は『E.T.』内に登場するE.T.(登場人物異星人)のことを指しています。*2
『E.T.』概要
公開年:(アメリカ)1982年6月11日、(日本)1982年12月4日
上映時間:115分(オリジナル版)
主な登場人物(括弧内はキャスト)
エリオット(ヘンリー・トーマス):主人公
メアリー(ディー・ウォレス):エリオット達の母親
マイケル(ロバート・マクノートン):エリオットの兄
ガーティ(ドリュー・バリモア):エリオットの妹
あらすじ
地球の探査にやって来て一人取り残された異星人と少年の交流を暖かく描き上げたSFファンタジー。森の中に静かに降り立つ異星の船から現れる宇宙人たち。だが彼らの地球植物の調査は人間たちの追跡によって中断される。宇宙船は急いで空に舞い上がるが一人の異星人が取り残されていた。森林にほど近い郊外に住む少年エリオットは裏庭でその異星人と遭遇、彼をかくまう事にする。兄と妹を巻き込んで、ETと名付けられたその異星人との交流が始まったが、ETの存在を知っているのはエリオットたちだけではなかった……。
『E.T.』40周年記念スペシャル動画
1982年公開、今年で40周年!!
感想
「E.T.」が可愛かったが、少し怖かった。
まず映画を観る前の木暮にとっての「E.T.」のイメージは、USJでのアトラクションのイメージでした。
『E.T.』を観る前にアトラクションを先に体験したので、「なんだかE.T.が追われてるのかな?」くらいでしたが、今回映画を観てみて想像以上に追われていました。
エリオットたち兄弟が協力して「E.T.」を匿うけれど、外部から忍び寄るとある勢力が徐々にエリオットたちに近づくのも、不気味な印象を受け先の見えない展開に目が離せませんでした。
特に印象に残っているシーンは、「E.T.」がテレビを見て地球の言語を取得するというシーンです。
登場からしばらくは殆ど無言だった「E.T.」が、テレビという地球の媒体を介して地球の言語を取得し、エリオットたち家族とコミュニケーションをとる姿は可愛らしくもあり、それが後半にも影響していてラストシーンの「E.T.」とエリオットによる会話がとても印象深くなっています。
人間と人間ではない未知の生物が、最初は意思疎通さえできなかったのが徐々に言葉や考えの壁を越えて交流していく様子には心温まるものがありました。
見た目は少し怖い「E.T.」ですが、名シーンのひとつである”自転車のカゴに乗る「E.T.」”を観れたときはテンションが上がりました。
USJのアトラクションの思い出
木暮が「E.T.」と初めて遭遇したのは、USJのアトラクションでした。
確か木暮が「E.T.」のアトラクションに行ったのは2009年の4月頃だったと思います。*3
その後何年か経ってからまたUSJに行ったところ、「E.T.」のアトラクションがなくなっていて驚いたのを覚えています。
ちなみにUSJのアトラクション「E.T.アドベンチャー」は2001年3月31日のパーク開園から2009年5月10日に終了していたみたいで、木暮が行ったのは「E.T.アドベンチャー」がぎりぎり残っていたときだったみたいです。*4
どのタイミングで貰ったのか忘れましたが、「E.T.アドベンチャー」に乗る人は「E.T.の森の香りがするカード」*5を貰えて、木暮はしばらくそのカードを本の栞に使っていました。
この記事を書くにあたり、久しぶりにそのカードを見てみようと思ったのですが、どの本を探しても挟まっていないのと、どこを探しても見つからないので、見つかったら記事に写真を載せようと思います。*6
アトラクションについては今となっては記憶が薄いのですが、入場時にスタッフの人に名前を聞かれて「?」となりながら「あ、じゃあ木暮で…」と言ったところ、なんとアトラクションの最後の方に「E.T.」の声で自分の名前を呼んでもらえるという仕掛けになっていました。
しかし木暮はアトラクション内の景色に夢中になっており、一緒に行った友人が「名前呼ばれた!!名前呼ばれた!!」とテンション爆上がり、木暮自身は自分の名前を呼ばれたのに聞いていなかったという思い出があります。
友人いわく「E.T.」の声で「コグレ…トモダチ…」みたいに言っていたらしいです。*7
もったいないことをした…
スピルバーグ監督作品で初めて観た映画
スピルバーグ監督の映画って、
- 『ジョーズ』
- 『未知との遭遇』
- 『インディ・ジョーンズ』
- 『ジュラシック・パーク』
- 『シンドラーのリスト』
などなど、上記に挙げた作品以外にも名作と呼ばれるものが多いと思います。*8
最近では2021年12月10日(アメリカ)公開の『ウエスト・サイド・ストーリー』も記憶に新しいです。
それらのスピルバーグ作品の中でも木暮が特に好きな映画は『A.I.』(2001年公開)です。
このジャケットは見たことがある人は多いのでは…
実は木暮、数あるスピルバーグ作品の中でも初めて観たのが、この『A.I.』でした。
木暮の兄弟が応募していた何かの懸賞でPlayStation2が当たって、それを機に木暮家でDVDを買おうという話になり、買ったのがこの『A.I.』と『バグズ・ライフ』『スチュアート・リトル』でした。どの映画も年に2回は見返すほど好きな映画です。*9
時代を感じる話題…
『A.I.』については、いざ家族揃って観始めたときに、あまりにもグラフィックがビデオテープとは違い、木暮の家族が各々「画質がいい」「水面が綺麗」「目の処理が追いつかない」という感想ばかり話してたのを覚えています。
そして内容もSFなので、グラフィックの良さが際立ったんですよ。
『A.I.』の内容については後日、また改めて記事にしたいと思っているのですが、主人公の少年型ロボットの「デイビッド」が人間と関わるなかで見せる様々な表情がとても心抉られるものがあり、何度も観ていて展開も知っていますが、観る場面場面で映る表情には目が離せません。
『デトロイト ビカム ヒューマン』という2018年に発売されたゲームでも、AI技術の発達により起こる人間とアンドロイドの共存や軋轢が描かれていますが、そういったゲームへの木暮の興味の強さの根源は、おそらくスピルバーグ監督の『A.I.』からきているような気がします。*10
人生で初めてまともに観た洋画でもあるので、インプリンティング的な効果が働いているのかもしれませんが、時々SF映画以外にも『A.I.』で観たときの感覚や見方で映画を観ているような気がします。*11
『E.T.』も人間以外の存在と人間との関わりを描いていますし、その視点は個人的に好きな視点なので今回『E.T.』を鑑賞して、そういった視点を用いた映画をどんどん探っていきたいという野心に火をつけられました。
*1:1ヶ月前のことです。…1ヶ月、早っ!!
*2:わかりにくかったらすみません
*3:GW前だったので空いていた記憶がありますが、定かではない…
*4:今回の記事を書くために調べて驚きました。
*5:正式名称ではないですが、そんな感じのカードでした。
*6:捨てた記憶はないけれど、どこかで落とした可能性が高い気もする…。それこそ「E.T.の森の香り」が本に移ってやしないかと思いましたが、今のところ手がかりなし。
*7:記憶がうろ覚えです。トモダチだったのかサヨナラだったのか…
*8:余談ですが『硫黄島からの手紙』でも製作に携わっていたと知り、驚きました。
*9:ウイニングイレブンよりもDVDを観る方で使われていた木暮家のプレステ2。
*10:プレステ5が発売したらやろうと思っていたのですが、いまだにプレステ5を入手できていません。いっそのことプレステ4を中古で買うか…