やおら日記

日々のあれこれを なんやかんや書いているナマケモノ日記

【今週のお題】デスクまわりから起こった事件で学んだこと

今週のお題「デスクまわり」

普段から意味もなく偉人のデスクまわりや、ピクサー・アニメーション・スタジオのアニメーターのデスクまわりを眺めている木暮にとって、今回のお題はとても興味深いものです。

 

しかし木暮自身のデスクまわりはなんの変哲もないため、最初に勤めた会社で起こった事件に基づいて「デスクまわり」にまつわる話を書いていこうと思います。

 

 

書類の雪崩が日常茶飯事

新卒入社した会社は下の図のような形の「島」になっているようなデスクの並びでした。

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ごちゃごちゃ
「あつ森」の力を借りて再現しました。
(今回の記事に登場する人物と図の「あつ森」キャラクターとは一切関係ありません。)

新入社員の木暮は左右のベテラン2名に挟まれ、社会の荒波に揺られたりしたのですが、今回はこのとき左隣にいたベテラン田中さん(仮称)のデスクまわりにまつわる話をしていこうと思います。

 

この田中さんはその会社唯一の良心・オアシス的な存在でした。

 

当時、木暮が属していたのがルート営業の課で、田中さんもルート営業を主に行なっていたのですが、田中さんの営業成績のうちの6〜7割が新規開拓で得たもので、ルート営業以上に新規への営業の方が調子が良さそうでした。

 

そんな中でも新入社員の木暮の教育をしてくれたり、課長の機嫌の良し悪しを瞬時に察知してそれとなくカバーしてくれたりと、本当に助けられました。

今でも半年に1回は連絡をとったりするくらいの付き合いをしています。(田中さんも転職済み)

 

しかし、デスクまわりが本当に散らかっている!!

 

上の図を見ていただくとわかるように、木暮のデスクにも田中さんの書類の山が置かれており、図ではデスクの2分の1を占領されていますが、現実ではそれ以上占領されていました。

 

そして田中さんの向かいの席にあるダンボールも田中さんの荷物で、課長のデスクの横にも台車をどこからか持ってきて、上にどんどん書類を積んでいっていました。

そして2日に1回くらいは、それらの田中さんの書類の山が雪崩を起こすという状態。

 

上の図のように田中さんの椅子のまわりの床にも、必要なのかわからない書類が散らばっていました。

 

文豪がスランプのときのアレみたいな…

 

成績に関しては社内で特に優秀で、課長や専務などが口を揃えて言っていたのが

「田中はデスクまわりだけをなんとかしたら完璧だ」ということでした。

 

木暮もこの表現には一理あるなと思っていました。

 

そんなとき、来期の新入社員が事前に職場見学に来たいということで一斉にデスク周りを綺麗にするようにというお達しが出ました。

 

当然、木暮はこの時点でパソコンやペン立て以外は置く場所がなかったので、片付けは簡単だったのですが、田中さんの場合はそうはいきませんでした。

 

書類をファイリングする時間もなかったからか、どんどん山になっていった書類たちは、一度に置き場所や保管方法を変えるとわからなくなるからということで、「山ごと」別室にあったサーバールーム手前の資材置き場のようなところに移動させるようにしました。

 

この時点で総務課に睨まれる。

 

そして無事に職場見学が終わって安心していたのも束の間、課長から田中さんが怒鳴られました。

 

「おい!俺の書類はどこにやったんだ!!」

 

課長のデスクの上にあった(らしい)書類が、田中さんの書類大移動が始まってからなくなったという課長の主張に対し、田中さんは

 

「あれ?ないっすか?」

 

という返答で、虫の居所が悪かった課長はものすごく激怒。

 

課員はみんなピタっと手が止まり、各々のデスクまわりを捜索する仕草をしました。

 

木暮はすかさず資材置き場に行き、片っ端から探したのですが課長が探している書類(請求書)は見つかりませんでした。

 

その後も課のみんなで仕事を一旦ストップして再度、探しましたが見当たらず。

 

課長は「デスクまわりが汚いから他人に迷惑をかけるんだ!いい加減にしろ!」と激怒したまま定時前に帰って行きました。(早退?)

 

その後静寂が課を包み込み各々が自分の仕事に戻り、その日は暗雲たちこめたまま仕事を続行しながらも、課長の書類探しも継続しました。

 

 

結局何が起こったのか

結局どうなったのか。

 

課長の請求書は課長自身が経理課の人間に渡していたらしく、翌日の昼前に経理の人が「確認しました〜」という感じに課長に持ってきていました。

 

お察しの通り、課員は何とも言えない表情をしながら、みんな自分のパソコンから目を離すことができませんでした。

 

しかし、田中さんは違いました。

 

「あれ?課長、その書類って昨日探してたやつですよね?」

 

という火にガゾリンを注ぐ言葉を課長にかけたのです。

 

課長は何を言うんだろうと聞き耳を立ててみると、

小さく「チッ!」と舌打ちをして課長は喫煙室に行きました。

 

ふと横の田中さんを見てみると、これほどの笑顔は見たことがないと思うくらいの満面の笑みでした。

 

むしろ幸せそうで木暮もちょっと笑っちゃいました。

 

いや、本当はこんなことで喜ぶのは良くないのかもしれませんが、何かのコントみたいで、課員みんなで爆笑したのはちょっとだけ明るい思い出です。*1

 

ここから学んだこと

木暮はこのとき笑っていた反面、自分の中で「気をつけよう」と思ったことがありました。

 

それは今回の件で田中さんは、デスクまわりが散らかっていたことでバイアスがかかって疑われてしまったのではないかということです。(しかも課長の席の隣)

 

デスクまわりに限ったことではないと思いますが、

普段、自分がついついやってしまっていることで、他人にあまり良い印象を持たれないものはなるべく改善した方が良いんだなということを、社会人1年目の木暮は強く実感しました。

 

今回課長に疑われた田中さんは課長が激怒して帰ったあとも、会社の入っているビルが閉まる時間までずっと書類を探し続けて自分の仕事そっちのけになっていました。

他の課員も自分の仕事の合間に時間を作って一緒に資料を探したり、翌朝も始業時間の1時間半近く前に出社して探したりと、デスクまわりが散らかっているだけでこんな事態に追い込まれるのかと思うと恐ろしく思いました。

 

仕事をする上でほんのちょっとしたことでも注意を受けたら、いくら癖(くせ)でやっていることでも改善しようと心に刻まれたエピソードでした。

 

社会に出たらいろいろと理不尽なことにぶち当たりますが、自分で防げそうな理不尽は防いでいけたらなと思う今日この頃です。

 

 

余談

たまに無性に見たくなる偉人のデスクまわりと、アニメーターのデスクまわり。

とくに意味はないのですが、なんだか眺めてしまいます。

www.lifehacker.jp

 

www.cinematoday.jp

 

*1:漆黒企業だったのでこれくらいは許してほしい