今週のお題「鬼」
鬼といえば!
木暮は「心を鬼にする」という場面についてこれまで思っていたことを書いていこうと思います。
心を鬼にするとは
「心を鬼にする」という言葉ってたまに聞きますが、本来の意味をあまり正確に知りません。
イメージ的には、敵意などがない相手に対して厳しいことを言うようなイメージがありますが、今週のお題の記事を書くにあたり広辞苑第六版で調べました。
するとやはりこんな意味でした。
相手に同情しがちな気持を抑えて厳然たる態度で接する
【広辞苑第六版より引用】
相手に対して自分が同情するような場面でも毅然とした態度で厳しく接するということでしょうか。
木暮はこれまで「心を鬼にして言うけど」という場面に遭遇したことが二、三度あります。記憶に残っている分だけなのでもしかしたらもう少しあるかもしれませんが、どちらにせよそういう言葉を発する場面って個人的には少ない気がしています。
世間的にはもっと多いかもしれないのでなんとも言えませんが、「心を鬼にして言うけど」という言葉の存在について考えたいなと思います。
ちなみに幸か不幸か木暮自身はこれまで誰かに対して「心を鬼に」という場面が全くなかったです。言われたことも、言ったこともないという。
こういう「心を鬼にして言うけど」という場面って、言われる側が非常事態な時に起こると思うんですよね。
その場合にわざわざ「心を鬼にして言うけどさ」と前置きをして言うのには何らかの効果があるのかと思って、今回は【今週のお題】に乗っかって考えていこうと思った次第です。
私が遭遇した場面は
上司が同僚に対して、報告が少なかった上にミスが発生していたことを後から知った時に苦言を呈するという意味合いで言っていました。
上司「心を鬼にして言うけどさ、このままだったらボーナスも出せないし昇進もずっと先だぞ?」
同僚「…はい。すみません。」
という感じでした。
失敗したことが失敗したことなので同僚自身が責められる立場にいるのは最もなのですが、そこで「今自分は心を鬼にしているよ」というアナウンスをする必要あるのかなと不思議に思ったんです。
とはいえこの場で単刀直入に
上司「このままだったらボーナスも出せないし昇進もずっと先だぞ?」
同僚「…はい。すみません」
という突然のボディブローをお見舞いするやりとりは、言われる人(この場合の同僚)の心のヒットポイントを一段と下げてしまうのか?とも思いつつ。
もしかしたら「心を鬼にして言うけどさ」という一言って、この後に言われる厳しいお言葉から守る心の緩衝材なのか?と思いました。「覚悟して聞けよ」のような。
しかし、木暮はこれまで
”わざわざ「心を鬼にしてる」って言わなくても良いのに。そのまま心を鬼にしていることを表に出さずに言うことはできないんだろうか”
と思っていました。
内に秘める鬼になった心。
だって結局厳しい言葉を言うんだから言っても言わなくても同じではないかと。
でも緩衝材として考えると相手に対する少しの優しさだったのかなと思いつつ、多分木暮はこの先もこの言葉を前置きして使うことはなさそうだなと思います。
多分言われる立場にいる方が多そうな予感…
今後もしこの言葉を言われた場合はその次に来るであろう厳しい言葉を
歯を食いしばって受け止めようと思います。
おわりに
なんか堂々巡りな話になってしまいましたが、個人的にはスッキリしました。
言われている場面に立ち会うときに疑問に思いつつそのままにしていたのでスッキリ。
余談ですが節分に乗っかって追い出したい鬼は何かなと考えたところ、散財をする鬼…ですかね。
積読の山がひとつ減ったのにまた新たに積読の山ができているので今月からはそれまで以上に家計簿を厳しくつけようと思っています。