やおら日記

日々のあれこれを なんやかんや書いているナマケモノ日記

「ペンギン・ハイウェイ」に興味湧いています。

ペンギン・ハイウェイ」、癖になりますね

今回は、本と映画にちなんだ記事です。

このブログの本来の主旨に沿った内容の記事は、だいぶ久しぶりですね…

 

とにかく、今回は

森見登美彦原作の『ペンギン・ハイウェイ』、および2018年公開のアニメ映画「ペンギン・ハイウェイ」について書いていきます。

 

以前、このブログで森見登美彦夜は短し歩けよ乙女』について書いた記事がありますので、少しでも気になった方がいらっしゃいましたら、そちらの記事も暇つぶしの暇つぶしに読んでくださいましたら幸いです。

 

 

 

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)

作者: 森見 登美彦
発売日:2012/11/22
メディア:文庫
 

 

ペンギン・ハイウェイ

ペンギン・ハイウェイ

発売日: 2019/12/01
メディア: Prime Video
 

 

 

 

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はじめに

私が、「ペンギン・ハイウェイ」について知ったのは、2018年の夏、アニメ映画版の「ペンギン・ハイウェイ」が公開されたときでした。

それまで、夏のアニメと言えば有無を言わさず、細田守監督の「時をかける少女」か「サマーウォーズ」だと思っていたので、なぜか変なプライドが邪魔して、「ペンギン・ハイウェイ」は劇場に見に行くことはなく、今となってはとても残念な思いでいっぱいです。

 

その当時、仕事が多忙を極めていたのと、精神的に病んでいたこともあり、映画館に足を運ぶことすら出来なかったということも少なからず関係しています。

当時友人とご飯に行った時に、その友人が「ぜったい木暮は好きになる映画だと思うから、絶対に映画館に行って見てみて!」と言ってくれていたんですが、その友人の思いとは裏腹に、結局私は映画館に行くことなく、2年たった今、やっとAmazon primeビデオで見ることができました。

案の定、友人が言ったように、「ペンギン・ハイウェイ」にはまっている木暮。今回は特に映画の中で、気になった点などについてざっと書いていきます。

 

青山少年への憧れ

主人公の青山少年は、小学校4年生。

近所の歯科医院のお姉さんに興味津々であり、世界のあらゆることへの好奇心は、人一倍です。

冒頭はそんな青山くんの日常の紹介から始まります。

 

その青山くんの探究心と研究方法など、本当に参考になります。

というか、幼い時なぜあんなに身の回りのことに興味を持つことができていたのだろうと、自分自身の過去を振り返りながら思いました。

昔は道端に落ちている物とか、変なところから生えた綺麗な花とか、近所の猫の隠れ場所とか知っていましたが、今となってはもう、そういうことを仮に発見しても、気にとめることは、全くないと言っても過言ではありません。

 

なので、映画の冒頭の青山くんの青山くんによる紹介は、みていてこちらも好奇心がくすぐられる演出でした。

 

そして青山くんのお父さんも、研究に関して息子の好奇心はそのままに、うまく生かした対応をしていて、

 

子育てのレベルが高ぇ…!!!

 

と思いました。

 

 

未知の存在としてのお姉さん

もういろんなところで語られていることだと思いますが、この物語に登場する「お姉さん」は、「普通」のお姉さんではありません。

 

しかし、青山くんが年上のお姉さんに興味を持つ段階は、現実にも起こっている現象だと思います。

簡単に言うと、幼稚園児が園の先生に興味を持つような、

クラスメイトの女子が気になり、ちょっかいを出すような…

 

そんなところです。

 

なので、この物語にある一夏のお姉さんと青山くんのやりとりや関係性は、もしかしたらそういったことのオマージュなのかなと思いますし、おそらくそういう関係性を経験した人も中にはいると思います。

 

それで、この話でまた気になったのが、

青山くんの乳歯の生え変わりのところです。

 

前歯でグラグラしているところを、お姉さんの手によって抜いてもらうのですが、

ゲスな心を持った木暮は、そういうことなのかな…と。

違かったらごめんなさい!でも通称「こどもの歯」が「おとなの歯」に入れ替わる時期とも取れるので、つい……

 

こんな感じで、「ペンギン・ハイウェイ」は、直接的な敵は登場しませんが、そうとも取れるような比喩が登場したりと、至る所に比喩があり、見ていて話にのめりこみ易かったです。

だとしても、あの海の存在とペンギンの存在が何の比喩になっているのかがわからない木暮は、現在とても悔しい思いで原作を読み進めています。

 

 

海とペンギンの存在とは…?

わからない!

 

海とペンギンが何の比喩なのか…!

 

劇中で登場する世界の果てなのはわかるんですけど、それって何に置き換えられるのかがわからない…

 

これ、なんとなくでもわかりたかったので、もう一回映画版を見て、原作も読み終わりたいと思います。

 

おわりに

ペンギン・ハイウェイ」も「夜は短し歩けよ乙女」も、森見登美彦さんの世界観は、アニメの世界でもとてもいきいきしているように思います。

 

なので、映画版はダメとか、原作の方が良いなんてことは、私は感じませんでした。

他の作品なら多少感じることはあるんですが。

 

それもヨーロッパ企画上田誠さんが一連に関わっているからなのでしょうか…?

 

上田さんについては、詳しくは存じ上げませんが(申し訳ありません)、上記2作品以外にも森見作品には「四畳半神話大系」にも関わっているので、おそらく大いに関係するのだと思っています。

 

森見登美彦の世界観を文章以外の表現で世に出すには、上田さんが関わると、化学反応が起きるのだろうと思っている木暮でありました。

 

今回の記事、いつも通りオチが曖昧なままですが、ここで一旦終わります。

ペンギン・ハイウェイ』を読み終わりましたらまた記事にします。

よろしくお願いします!