やおら日記

日々のあれこれを なんやかんや書いているナマケモノ日記

2020年読みたい本【part1】

2020年読みたい本【part1】

唐突ですが、2020年に読みたい本のリストを記事にします。

今後のブログの記事も、この記事に記載している本に関連させる予定ですので、今後のブログもよろしくお願いします。

 

また、今回はできるだけカテゴリ分けをしたリストにしていき、コメントと表して私のちょっとしたコメントを書いています。

 

 

小説関連

森見登美彦夜は短し歩けよ乙女』角川文庫 2008/12/25

 〔あらすじ〕 KADOKAWA公式サイトより一部抜粋*1

黒髪の乙女にひそかに想いを寄せる先輩は、京都のいたるところで彼女の姿を追い求めた。二人を待ち受ける珍事件の数々、そして運命の大転回。

 

〔コメント〕

この本は、今回の記事を書いている最中には、途中まで読み進めています。

なかなか読み進められず、今年こそは読了し、記事にまとめたいと考え、読みたい本リストに入れました。

舞台は京都で、修学旅行等で訪れた京都の街並みを思い出しながら、読んでいるとなかなか読み進められず…。

そもそも読もうと思ったきっかけは、2017年4月に劇場公開された、アニメ版の映画の影響です。公開当時は多忙を極め、劇場に行ってみることができず、昨年になってみることができ、そこから原作小説に関心を持った次第です。

この本を読み終えたら、同作者の『四畳半神話大系』を読みたいと思いますが、今回のリストからは一旦省きます。

 

塩田武士『騙し絵の牙』角川文庫 2019/11/21

〔あらすじ〕 KADOKAWA公式サイトより一部抜粋*2

主人公は出版大手の「薫風社」で、カルチャー誌「トリニティ」の編集長を務める速水輝也。中間管理職でもある40代半ばの彼は、周囲の緊張をほぐす笑顔とユーモア、コミュニケーション能力の持ち主で、同期いわく「天性の人たらし」だ。
ある夜、きな臭い上司・相沢から廃刊の可能性を突きつけられ、黒字化のための新企画を探る。
大物作家の大型連載、映像化、奇抜な企業タイアップ。雑誌と小説を守るべく、アイデアと交渉術で奔走する一方、
巻き込まれていく社内政争、部下の不仲と同期の不穏な動き、妻子と開きつつある距離……。
交錯する画策、邪推、疑惑。
次々に降りかかる試練に翻弄されながらも、それでも速水はひょうひょうとした「笑顔」をみせる。しかしそれはどこまでが演技で、どこからが素顔なのか?  やがて、図地反転のサプライズが発動する。
出版業界の現状と未来を限りなくリアルに描いた群像小説は、ラストに牙を剥く!

 

〔コメント〕

この本は、2020年6月に映画として公開されるそう。そのため、現在書店でみかけるこの本の表紙は、その映画の主演の大泉洋

大泉洋が好きな私は書店でこの本に目がいき、関心を持ちました。また、塩田武士の本は読んだことがなく、内容が気になる気になる。

公式サイトのあらすじを読んでみても、内容が詰まっていて読みたい欲がとても湧いています。

 

実用書関連

メンタリストDaiGo『知識を操る超読書術』かんき出版 2019/11/20

〔内容〕 かんき出版公式サイトより一部抜粋*3

速読よりも熟読を、良書よりも悪書を、新刊よりも古典を…

「知識の最大化」を人生のテーマを掲げ、毎日10~20冊の本を読む、著者の読み方を徹底解説!
本書のテクニックを学べば、モチベーション、集中力、記憶力、理解力、アウトプット力…、いつもの読書の質が上がります!

 

〔コメント〕

最近、自分自身の読書方法に関して、不安に思うことが増え、この本を手に取りました。

中学、高校までは読書ノートなど書かずとも、内容を覚えてその後に思い出せ、その本についての説明もできたのに、最近となっては、他人にうっすらとした内容の説明しかできず、「自分は本当にこの本を読んだと言えるのかな」と考えるようになりました。

この本を読んで、自分の読書方法について見直したいなと思っています。

 

エッセイ関連

アミン・アマルーフ『アイデンティティが人を殺す』筑摩書房 2019/05/09

〔内容〕 筑摩書房公式サイトより抜粋*4

アイデンティティにはひとつの帰属だけでよいのか? 人を殺人にまで駆り立てる発想を作家は告発する。大反響を巻き起こしたエッセイ、遂に邦訳。

 

〔コメント〕

この本は、書店で偶然目に止まった本です。

以前の友人の卒論の内容が帰属に関してで、かつてその論文について議論した結果、仲違いをしてしまった苦い思い出が「帰属」にはあるのですが、そのことを思い出し、読んでみようと考えました。

ちなみにその友人は「帰属先は一つであるべきだ」という主張、私は、「帰属先は複数あっても構わない」という意見で、だいぶ喧嘩じみた議論に発展し、その後疎遠になってしまいました。

 

レベッカ・ソルニット『説教したがる男たち』左右社 2018/09/07

〔内容〕 左右社公式サイトより一部抜粋*5

相手が女性と見るや、講釈を垂れたがる男たち。そんなオヤジたちがどこにでもいること自体が、女性たちが強いられている沈黙、世界の圧倒的な不公正そのものだ。今や辞書にも載っている「マンスプレイニング(manとexplainの合成語)」を世に広め、#MeTooへと続く大きなうねりを準備するきっかけのひとつとなったソルニットの傑作、待望の邦訳!

 

〔コメント〕

この本は、男性から女性に対しての威圧的な不公平をもとに議論が進められていますが、同性から同性に対する偏見などに目を向けるためにも、重要な位置付けの本だと思います。

当初私は、前の職場内での男女の差別がどうしても疑問に感じ、その時の職場の同僚に相談したところ、この本を薦められました。

私は、日本の職場の男女差別は悲惨な状態だと考えています。

女性が来客時にお茶を出す、男性はそれを待ち、出てきたらそのまま商談を進める。男性から女性への「この書類コピーしておいて」の言葉。

朝早くきて、ポットや食器、植物の手入れをする女性、男性の課長のGWのお土産を渡され、社員に配り歩く女性社員…などなど、「現代の日本ではそんな状態の会社はない」と思う方は、はっきり言って羨ましい限りです。

以上に上げてる例は、私がこれまで勤めてきた会社で実際に目にしたことです。

このような状態に息苦しさを、私もその同僚も感じており、疑問ばかりの毎日でした。

昭和から比べれば、だいぶマシになったのかもしれませんが、産休育休取得者の大半は女性であったり、男性が育休を取ろうとすると、「出世できないぞ」という一言を言われるなど、まだまだ根深いものがあると思います。

しかも最近では、自民党議員の育休取得問題が、大々的に報道されるなど…

本来ならそういう育休取得に関しての、ああいった報道がなくなるくらい、男性の育休取得が当たり前の世の中になってほしいものだと思えてなりません。

ともあれ、この本はこういった問題に目を向けていない人が目を向けるためにも、必要な本だと思います。

 

さいごに

コメントの文字数的に最後に紹介した『説教したがる男たち』が一番熱が入ってしまった気がしますが、これは普段の不満が爆発した結果ですね…

 

そのほかの本は最近出版された本や、以前に多くの人に読まれていた本など、みた人によっては「今更その本を紹介するのか」と思われるかもしれません。

また、多くの書評ブログは最新の本を読んで、書評をしている方が多いと思いますが、いかんせん私は、年々本を読むスピードが遅くなり、しかも積ん読が悲惨な状態になっているので、ゆる〜く紹介と書評をしていきたいなと考えています。

 

今年は読書の年にしたいと思いますので、本年もよろしくお願いします。